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5.3 文字列の変換

Function File: hex2dec (s)

文字列sに格納された2進数に対応する,10進の数値を返す。 以下に例を示す。

 
hex2dec ("1110")
⇒ 14

もしsが文字列行列であれば,sの各行ごとに,変換した数値の列ベ クトルを返す。変換できない行は,NaNとする。

Function File: dec2bin (n, len)

非負の10進数値nに対応する2進数を,1と0の文字列として返す。以下に 例を示す。

 
dec2bin (14)
⇒ "1110"

もしnがベクトルならば,値あたり1行として,最も長い値の幅にあわせて ゼロを詰めた文字列行列を返す。

2番目の引数lenはオプションであり,結果の最小桁数を指定する。

Function File: dec2hex (n, len)

非負の整数nに対応する16進文字列を返す。以下に例を示す。

 
dec2hex (2748)
⇒ "ABC"

もしnがベクトルならば,値あたり1行として,最も長い値の幅にあわせて ゼロを詰めた文字列行列を返す。

2番目の引数lenはオプションであり,結果の最小桁数を指定する。

Function File: hex2dec (s)

16進文字列sに対応する非負の整数nを返す。以下に例を示す。

 
hex2dec ("12B")
⇒ 299
hex2dec ("12b")
⇒ 299

もしsが文字列行列ならば,sの行ごとに,変換された数値の 列ベクトルを返す。変換できない行は,NaNとする。

Function File: dec2base (n, b, len)

非負の整数nに対応する,b進数の文字列を返す。 以下の例は,3進数である。

 
dec2base (123, 3)
⇒ "11120"

もしnがベクトルならば,値あたり1行として,最も長い値の幅にあわせて ゼロを詰めた文字列行列を返す。

bが文字列ならば,bの文字がnの桁に対する記号として 使用される。空白(' ')は,記号としては使用できない。以下の例は,上の 例を文字列で置き換えたものである。

 
dec2base (123, "aei")
⇒ "eeeia"

3番目の引数lenはオプションであり,結果の最小桁数を指定する。

Function File: base2dec (s, b)

b進数で表記された文字列sを,整数へと変換する。以下の例は, 3進数で表記された文字列"11120"を整数に変換している。

 
base2dec ("11120", 3)
⇒ 123

もしsが文字列行列であれば,sの各行ごとに,変換した数値の列 ベクトルを返す。変換できない行は,NaNとする。変換前に,行は右寄せされ るので,末尾の空白は無視される。

bが文字列であれば,bの文字列が,sの桁を表すために使 用される。空白文字(' ')は,その記号としては使用されない。

 
base2dec ("yyyzx", "xyz")
⇒ 123

Function File: strjust (s, ["left"|"right"|"center"])

空白を含まない文字列sを,文字列の左,右あるいは中央に寄せる。もし sが文字列配列ならば,配列の各文字列を寄せる。null文字は空白で置き 換える。もし寄せる方向が指定されないならば,すべての行は右寄せになる。

Function File: str2num (s)

文字列sを数値に変換する。

Mapping Function: toascii (s)

文字列sの,ASCIIコードによる表現を行列として返す。 以下に例を示す。

 
toascii ("ASCII")
     ⇒ [ 65, 83, 67, 73, 73 ]

Mapping Function: tolower (s)

文字列sについて,大文字を小文字に置き換えた文字列を返す。アル ファベットではない文字は,変更しないでそのままにする。以下に例を示す。

 
tolower ("MiXeD cAsE 123")
     ⇒ "mixed case 123"

Built-in Function: toupper (s)

文字列sについて,小文字を大文字に置き換えた文字列を返す。アル ファベットではない文字は,変更しないでそのままにする。以下に例を示す。

 
toupper ("MiXeD cAsE 123")
     ⇒ "MIXED CASE 123"

Built-in Function: do_string_escapes (string)

文字列string内の特殊文字をエスケープして返す。

Built-in Function: undo_string_escapes (s)

文字列内の特殊文字をエスケープ文字に戻す。たとえば,以下の式は,文字列 変数bellにアラート文字(control-g, ASCIIコード7)を代入している。

 
bell = "\a";

この文字列を表示すると,システムにより警告音が鳴るであろう(そのような 設定にしてあれば)。これは,通常は望むべき結果である。しかし,時には, 文字列のもともとの表現,すなわち特殊文字をエスケープシーケンスで置き換 えた表現を表示できることが有効なことがある。以下の例,

 
octave:13> undo_string_escapes (bell)
ans = \a

は,表示できないアラート特殊文字を,表示可能な形式で置き換えている。

Built-in Variable: warn_num_to_str

もしwarn_num_to_strの値がゼロでないならば,行列表記において, 文字列が文字と数値が混在した状態になっているときには,数値をASCII コードに暗黙的に変換するときに,警告を表示する。以下の例

 
[ "f", 111, 111 ]
     ⇒ "foo"

は,warn_num_to_strがゼロでないときには,警告を出す。標準状態では 1である。

Built-in Variable: warn_str_to_num

もしwarn_str_to_numの値がゼロでないならば,文字列をその対応する ASCIIコードの数値へと暗黙的に変換するときに,警告を表示する。以下の例

 
"abc" + 0
     ⇒ 97 98 99

は,warn_str_to_numがゼロでないときには,警告を出す。標準状態では 0である。

Built-in Variable: warn_single_quote_string

文字列定数を導入するために,シングルクオート文字を使うならば,警告を 表示する。


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