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通常は,何も引数を与えずに `octave' を実行することにより,Octave は対話的に使用することができます。一度開始してしまえば,終了の命令を 与えるまで,Octaveは端末からコマンドを読み込みます。
コマンドラインでファイル名を指定することもできます。そのとき,Octaveは そのファイルを読み込んで実行し,末尾まで読み込んだ後に終了します。
次の節で解説してあるコマンドラインオプションを使用することにより,どの ようにOctaveを起動するかを,さらにコントロールすることができます。
| 2.1.1 コマンドラインオプション | ||
| 2.1.2 スタートアップファイル |
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Octaveが受け入れるすべてのコマンドラインオプションの完全な一覧を示します。
--debug-dパーサデバッグモードに入ります。このオプションを使うと,Octaveのパーサが, 読み込んだコマンドについて多くの情報を表示するようになります。これは, おそらく実際にパーサのデバッグを試みるときにのみ有用でしょう。
--echo-commands-xコマンドが実行されるときに,そのコマンドを表示します。
--exec-path path実行すべきプログラムを検索するパスを指定します。コマンドラインで指定した
pathの値は,環境変数 OCTAVE_EXEC_PATH の値を上書きすることに
なります。しかし,組み込み変数 EXEC_PATH をセットしているシステム
あるいはユーザのスタートアップファイル内のコマンドには影響しません。
--help-h-?短いヘルプメッセージを表示して終了します。
--info-file filename使用すべきinfoファイルの名前を指定します。コマンドラインで指定した
filenameの値は,環境変数 OCTAVE_INFO_FILE の値を上書きする
ことになります。しかし,組み込み変数 INFO_FILE をセットしている
システムあるいはユーザのスタートアップファイル内のコマンドには影響しま
せん。
--info-program program使用すべきinfoプログラムの名前を指定します。コマンドラインで指定した
programの値は,環境変数 OCTAVE_INFO_PROGRAM の値を上書きす
ることになります。しかし,組み込み変数 INFO_PROGRAM をセットして
いるシステムあるいはユーザのスタートアップファイル内のコマンドには影響
しません。
--interactive-i強制的に対話的挙動をするようにします。これは,リモートシェルコマンドある いはEmacsのシェルバッファを通してOctaveを実行する際に有用です。Emacs内で Octaveを実行するための別の方法は,Emacs Octave Supportを参照してください。
--no-history-Hコマンドライン履歴を使用できなくします。
--no-init-fileファイル`~/.octaverc'あるいは`.octaverc'を読みません。
--no-line-editingコマンドライン編集を不可にします。
--no-site-filesite-wide `octaverc' ファイルを読みません。
--norc-f起動時に一切のシステムあるいはユーザ初期化ファイルを読みません。これは,
--no-init-fileと--no-site-fileの両方のオプションを指定した
ものと等価です。
--path path-p path関数ファイルの検索パスを指定します。コマンドラインで指定したpath
の値は,環境変数 OCTAVE_PATH の値を上書きすることになります。
しかし,組み込み変数 LOADPATH をセットしているシステムあるいは
ユーザのスタートアップファイル内のコマンドには影響しません。
--silent--quiet-q起動時のメッセージとバージョン情報を表示しません。
--traditional--braindeadMATLABとの互換性を保つため,ユーザ設定変数の初期値として, 以下の値をセットします。
PS1 = ">> " PS2 = "" beep_on_error = true crash_dumps_octave_core = false default_save_format = "mat-binary" fixed_point_format = true page_screen_output = false print_empty_dimensions = false warn_function_name_clash = false |
--verbose-V冗長な出力に切り替えます。
--version-vプログラムのバージョン番号を表示して終了します。
filefileからコマンドを実行します。
Octaveには,引数の数やオプションのすべてなど,コマンドラインについての 情報を含む組み込み関数がいくつかあります。
Octaveに渡されたコマンドライン引数は,この変数によって得ることができる。 たとえば,以下ののコマンドによりOctaveを起動したとすれば,
octave --no-line-editing --silent |
argvは,--no-line-editingと--silentを含む文字列型
配列となる。
もし実行可能なOctaveスクリプトを入力したならば,argvはスクリプトに
渡された引数リストを含む。実行可能なOctaveスクリプトを作成する方法の一例は
Octaveで書かれたプログラムの実行を参照せよ。
Octaveが開始するとき,組み込み変数program_invocation_nameには,
Octaveを起動するためにシェルに入力した名前が自動的にセットされる。また,
program_nameの値には,program_invocation_nameの最後の成分
が自動的にセットされる。たとえば,Octaveを起動するために
`/usr/local/bin/octave'と打ち込んだならば,
program_invocation_nameは"/usr/local/bin/octave"
という値をとり,program_nameは"octave"という値となる。
コマンドラインからスクリプトを実行する(たとえば,octave foo.m
のように打ち込む)ならば,プログラム名は,スクリプトのファイル名にセット
される。実行可能なOctaveスクリプトを作成する方法の一例は
Octaveで書かれたプログラムの実行を参照せよ。
これらの変数を,Octaveのコマンドラインを再生成するために使用した例を 示します。
printf ("%s", program_name);
for i = 1:nargin
printf (" %s", nth (argv, i));
endfor
printf ("\n");
|
インデックス式では,Octaveにおいて,どのように文字列や部分文字列
の添え字を適切に扱うかを説明している。また,関数の定義には,
変数narginについての情報がある。
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Octaveを起動したとき,以下に示すファイルから,実行すべきコマンドを 検索する。
octave-home/share/octave/site/m/startup/octavercoctave-homeは,Octaveがインストールされているディレクトリ (標準では`/usr/local')である。このファイルが存在すると, インストールしたOctaveの全てのバージョンについて,全てのユーザに対して 広域的に標準のOctave環境を変更することとなります。このファイルを変更す るときには,いくぶん注意が必要です。というのも,Octaveを利用するすべて のユーザが影響を受けるからです。
octave-home/share/octave/version/m/startup/octavercoctave-homeは,Octaveがインストールされているディレクトリ (標準では`/usr/local')である。このファイルが存在すると, インストールしたOctaveの特定のバージョンについて,全てのユーザに対して 広域的に標準のOctave環境を変更することとなります。このファイルを変更す るときには,いくぶん注意が必要です。というのも,Octaveを利用するすべて のユーザが影響を受けるからです。
~/.octavercこのファイルは,通常は,標準のOctave環境に個人的な変更を加えるために 使用します。
.octavercこのファイルは,特定のプロジェクトに対して,標準のOctave環境を変更する
ために使用することができます。Octaveは,`~/.octaverc'を読み込んだ
後に,カレントディレクトリにおいてこのファイルを検索します。
`~/.octaverc'ファイルでcdコマンド利用すると,Octaveが
`.octaverc'を検索するディレクトリも影響を受けます。
もし,ホームディレクトリでOctaveを起動するならば,ファイル`~/.octaverc' からのコマンドは一度だけ実行されるでしょう。
もしOctaveを起動するときに--silentではなく,--verboseオプ
ションをつけるならば,各スタートアップファイルを実行するときには,メッ
セージを表示するようになります。
スタートアップファイルには,妥当な任意のOctaveコマンドや関数の定義を含める ことができます。
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