第二回非ツェツェ媒介性動物トリパノソーマ症国際会議(2nd International Conference on Non Tsetse Transmitted Animal Trypanosomosis)に参加しました。

 オリエル・テキソエ 原虫病研究センター特任研究員(ノースウエスト大学准教授、南アフリカ)、菅沼 啓輔 特任助教は、 2017年12月18-19日に熱帯医学研究所(Institute of Tropical Medicine, Antwerp, Belgium) で開催された第二回非ツェツェ媒介性動物トリパノソーマ症国際会議 (2nd International Conference on Non Tsetse Transmitted Animal Trypanosomosis)に参加し、 南アフリカ及びモンゴル国における媾疫(こうえき)及び媾疫トリパノソーマ(Trypanosoma equiperdum)に関する研究成果を 発表しました。本国際会議は媾疫及びスーラ(Trypanosoma evansi感染症)及びその病原となるトリパノソーマに 関する国際学会であり、国際獣疫事務局(OIE)リファレンスラボラトリー専門家に加え、 世界各国から非ツェツェ媒介性動物トリパノソーマ症に関する研究者が参加し、 それぞれの研究成果の発表と発表内容に関する討議が行われました。今回の学会発表では、 「南アフリカにおける媾疫流行状況」(オリエル准教授) 及び、現在、モンゴル国で実施中のSATREPSプロジェクトに関連した「媾疫トリパノソーマ モンゴル株の分子生物学的解析」(菅沼) についてそれぞれ発表しました。発表後会場からは、南アフリカにおける媾疫対策について、 既存の媾疫トリパノソーマ株と我々が分離培養に成功したモンゴル株との違い、分離培養のテクニックについて等、 活発な討議が行われました。我々がSATREPSプロジェクトで実施している媾疫ウマの治療実験、媾疫ウマの病理解剖、 また7株もの新規媾疫トリパノソーマの分離培養に成功している点は世界に類を見ない研究成果であり、 多くの研究者からその進展が期待されているように感じました。
 第三回非ツェツェ媒介性動物トリパノソーマ症国際会議は、 2018年12月に南アフリカ ノースウエスト大学で、オリエル准教授の主催により開催予定です。

発表の様子(菅沼)


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