モンゴル国の国立生命科学大学・獣医学研究所を訪問し、馬トリパノソーマ病診断用イムノクロマト(ICT)キットの作製技術の移転、トキソプラズマ病並びにネオスポラ病のモンゴル国での血清疫学調査、及びモンゴル地方獣医師会に参加してきました。

 8月3日(木)から、横山直明教授、西川義文准教授、水島大貴博士、学生のPagmadulam Baldorj さんの4人は、モンゴル国の国立生命科学大学・獣医学研究所を訪問し、ICTキット作製技術の移転、トキソプラズマ病並びにネオスポラ病のモンゴル国での血清疫学調査、及びモンゴル地方獣医師会へ参加してきました。



 前回に引き続き、原虫病研究センターで開発した馬トリパノソーマ症の診断用ICTキットの作製技術を、モンゴル側カウンターパートであるBadgar Battsetseg教授(獣医学研究所・所長、プロジェクト・リーダー)とBanzragch Battur教授(モンゴル国立生命科学大学・教授、プロジェクト・マネージャー)のグループに技術移転を実施しました。
今回の技術移転の実施により、モンゴル国で独自にICTを作製するための基盤技術が移転されました。


技術移転の実習の様子(左:水島博士)


西川准教授は、Pagmadulam Baldorj さんとともに、モンゴル国で収集された牛の血清サンプルを用いて、トキソプラズマ病並びにネオスポラ病のモンゴル国での血清疫学調査を実施しました。


実験の風景(左:Pagmadulam Baldorj さん、右:西川准教授)


また、ゴビスンベル市で開催されたモンゴル地方獣医師会(8月4日~5日)に参加し、これまでの研究成果を横山教授が発表しました。発表を通じ原虫病の臨床症状等を周知したことで、参加者の中にその臨床症状を呈する馬を保有していることが発覚するなど、現地での原虫病の認識を高めることに貢献しました。


横山教授(右)による特別講演の様子(左:通訳のNarantsatsralさん)



会場前での集合写真



モンゴル地方獣医師会のプログラムの表紙

 本事業は地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の支援のもと、 2019年3月まで実施されます。