ヌビナイ川右股川北面直登沢

H14.9/23-24  松井 村井 堀内 安本

番外編です。
畜大山岳部ではなく、山好き先生と、その仲間たちで構成された一行の山行記録です。

 今回の山行は日高一美しいといわれるエメラルドグリーンの滑床をこの目でみてみよう!
というコンセプトの元に立ち上がったプランであります。したがって、目的は、沢であり、あわよくばピークにも行っちゃおうかな?
という非常に控えめな態度で臨んだため、結果、成功を収めることができた記録であります。
 
 ここ暫く天気がよく、増水も見られない、よい条件の中での出発。

 中札内村の駐在所に登山届を出し、一行は
光地園へ。ここで、道を間違えてことに気付き暫く引き返すことに。正しい道を発見し無事林道終点にたどり着くことがでた。
 
 準備ができ、颯爽と出発したのもつかの間、地図とコンパスを照らし合わせるとどうもおかしい。ここは、クマの沢なのではないか?!と、一時間後に結論に達し、それならば、原点に帰ろうではないかと、車まで戻るのである
。『人生にはこんなこともある、お前らは若いんだからまだまだ、やり直しがきく。今回のことは青春の失敗というものだ!』と、一つの訓戒を手に入れ来た道をひたすら戻る。

 車に着いて我々のバイブル
北海道の山と谷を見てみると、そこには、右岸の林道を詰めても大差ないとある。これを信じてやってきたのであるが、どうやら、少々勘違いしてしまったようだ。地図ではよく分からないが、どうやら、右岸の林道はクマの沢との出合、576の脇まで入っているらしい。林道終点まで来たのなら少々引き返す必要があったのである。

 車で林道を1.2kmほど引き換えし、そこの広場に車を置きすぐに沢に下りることにした。

 分岐まで林道を歩いてそこから沢に入ったほうが賢いのではないかと、疑問をもたれる方もおられようが、分岐をはっきりと遠くから眺めつつ迎えたいという希望が心に生まれたからと、言えば納得していただけるであろうか。

 507m分岐までは単調な河原歩き。しかし、ここから
ジャジャジャジャーン!と様相が変わる。この世にはこんな場所もあるのだ。

 
世の中には、文章や写真や映像では伝えられないものがある。それを見るには行くしかないのだ。

 だから、ここだ!というところの写真はなし!見たければ、修行して自分の足で行ってくるべきである。

 核心部のことについて少し書くとすれば、我々は、函の中には入らず、すべて高巻きをした。ということである。寒くはなかったが、泳ぐ気になるほどの気温でもなかったのである。もちろん、安全性を第一に考えたが・・・。
 また、所々ペナントはあるものの、ベタベタあるわけではない。しかし、滝を巻くつもりで行けば容易に巻き道を見つけることができた。

 790mのテン場は右岸と左岸の両岸にあったが、右岸のほうが明瞭で快適であると思われる。登るとき、左手を注意しながら行けばペナントが打ってあり、テントも3つ4つ張れそうである。

 焚き火を囲み、暫く語らった後、19時に早々と就寝。夜、一時的に小雨が降る。

 翌日、飯を作る時間を削るため、行動食を食べ、ピークを目指す。しかし、途中、時間的に難しいと判断し、せめて、ピークを見ることができるところまでと思い、進むが、
ピリカヌプリは雲の中に見を隠しており断念。

 テン場に戻ると皆腹ペコリ。ラーメンを作ることにした。
味噌味と塩味を混ぜてみたいという提案は速攻却下。おとなしく、味噌味を食す。

 さて、気合を入れなおして出発。滝自体の巻き道は比較的容易で問題なく通過。一箇所、ロープが残地してあるところがありそこだけ安全を期してザイルを出した。

 函の高巻きは流石に皆緊張。プルプルしている堀内君を見ていて、こちらもドキドキ。

 途中、雨が降り出すが、暫くして止み特に行動に問題なし。

 507mでほっと、一息入れた後は、ひたすら長い長い河原歩きをさせられる。

 クマの沢分岐までたどり着き、もう一本右岸から合流する沢を過ぎたあたりでそれっぽい踏み跡に乗って速やかに林道にでることに成功。

 後で分かったことであるが、この2日間帯広は天気が悪く、雷も鳴っていたらしい。

そう!我々は、幸運であったのだ!


そんなこんなで、無事に帰って来られました。
なんだかんだ言っても沢は危険なところ、技術を磨いてこれからも怪我なく行けるようにしましょう!では。

9/23 晴れ
4時 松井先生の車で畜大出発。
6時20分 林道終点出発。
7時30分 クマの沢に入っていることが発覚!
20分後、引き返し開始。
8時50分 車まで戻ってきました。
9時10分 林道を広場まで車で戻り、気を取り直して出発。
10時10分 クマの沢出合い手前で休憩。
11時40分 507m手前で休憩。
 途中、何度か休憩をはさむ。
15時45分 790mテン場に無事到着。
9/24 晴れ−雨−曇り
4時 起床。
5時 出発。
7時 1040m付近にて、下山を決める。
8時30分 790mテン場に戻ってきた。腹が減ったためラーメンを作る。
9時30分 出発。
11時5分 620mで休憩。気合を入れる。途中から雨がぱらつきだす。
12時15分 右岸にある洞窟で休憩。小雨になってきた。
14時 507m。休憩。肩の力がぬける。
16時40分 クマの沢出合い。
17時 車。
23日
地下足袋を履いてさあ、いよいよ出発です。
始めは単調な河原歩きで足慣らし。
さて、今回のメンバー紹介です。
病理学教室に所属している安本幸恵さん
同じく、堀内雅之君。
そして、隊長の松井高峯先生。
只今、花を撮影中。
もう1人は後から紹介します。
これが噂のエメラルドグリーンの滑床。
始終、ご機嫌な松井先生。
790m二股には、快適な幕営地がありました。
24日
『よし、もう、ここまでにしよう。』
ここで、引き返すことにしました。
ようやくでてきましたた、もう1人のメンバー
ホームページ担当の村井丈依です。
綺麗な景色でしょ?
もっと暖かかったら泳いで行くのになー。
堀内君、かなりビビっています。
写真じゃ分からないけど、ここはドキドキの場所でした。
安全のため、ロープを出しました。
507m右岸に見える滝を覗きに行きました。
この滝がまたすごかった!必見。
今にも落ちそうな堀内君。
帰りの河原歩きはもうヘトヘト・・・・。
『はー、疲れたー』
無事かえって来る事ができました。
最後に堀内君のセクシーショットで終わり。