現地からのレポート − その7 −

第2次派遣隊の活動記録です。以前のものについてはページ下の方のリンクからたどってください。

3月30日 帰国の挨拶 

3月30日、4名の隊員は引率の石橋副学長、三好教授、小疇助教授とともに学長に帰国の挨拶を行いました。

学長から感想を聞かれた学生たちは、「自分の勉強不足を感じる部分もありましたが、国際協力の現場や異文化を知る貴重な体験となりました。」と答え、さらに学長は「今回学んだ、額に汗して人のために努力するという経験を、これからの在学期間にもいかして頑張ってほしい。」と希望を述べました。

また,翌31日にはJICA帯広センターを訪れ、帰国の挨拶を行いました。

学生たちが、それぞれ苦労したことや、楽しかったこと、国際協力について考えたことなどを述べた後、村上所長から「3週間という短い期間で、学生が目に見える成果を上げることは難しかったかもしれませんが、これからの時代において、国際経験は避けては通れないと思います。みなさんの今回の体験が少しでも『行ってよかった』と感じてもらえるものであったならば、学生派遣は成功だったと考えています。」とのお言葉をいただきました。

今後の予定として、5月の上旬に学内報告会を開催する予定です。日時が決定次第お知らせいたしますが、そのときまで、この近況報告はひとまずお休みさせていただきます。

                          記載者 神川(事務局学務課)

3月28日 青年海外協力隊事務局にて報告会 

3週間の派遣を終え、昨晩10時30分頃の東京の宿への到着でしたが、今朝も隊員たちは元気な様子で青年海外協力隊事務局での報 告会に臨みました。
  本日はDTRIでの報告会で用いたパワーポイントにより日本語で行われました。隊員のプレゼンの後の質疑応答では、やはり準備期間や継続時の引き継ぎの仕方、現地での連絡調整等が話題となりました。現地で学生が活動するためのノウハウを大学が構築することが、継続への鍵であると感じました。

夜、とかち帯広空港に到着すると延々と雪が降り注いでいました。
  隊員たちは、真夏のフィリピンとは全く異なる帯広での学生生活に戻っていきますが、この近況報告ではみなさんに伝え切れていない多くの活動内容や異文化交流体験を、まとまったかたちで学内報告会やホームページを通じて公表していくことになると思います。そのときまでしばしお待ちください。

                          記載者 神川(事務局学務課)

3月27日 JICAフィリピン事務所にて報告会 そして帰国へ 

本日は午前中JICAフィリピン事務所にて報告会が行われました 。

本日の報告は、DTRIでの報告会においても発表したそれぞれの担当分野での今後の改善提言を基調としつつ、この短期派遣のあり方について、今後も継続されていくことを仮定して、次期隊員への橋渡しのために必要な点、改善したほうがよい点について意見が述べられました。
  まず隊員が共通に感じたことは、今回は準備期間が短く、情報も少なかったために、現地になじみ、状況を把握するまでに2、3日かかり時間がもったいないと感じたことでした。そのために、準備期間を長くとり大学での事前技術研修を充実させることや、前回の隊員の残したデータの受け渡しを確実に行い、やるべきことを明確にし、事前に情報を得ておくことでよりスムーズに活動を開始できるのではないかとの提言がされました。

 

  フィリピン事務所の方からは、1,2年生で専門知識がまだない学生や、分野が違う学生などでも短期間でそのハンディを補うコミュニケーションスキルを持っていることについては、前回同様高い評価を受けました。また、JICA、畜大そして何よりもフィリピンの人たちにとってよい結果が生まれるようなかたちで、今後も短期派遣を継続していけたらとのお言葉をいただきました。
  そして、お世話になった方々と最後のお別れの挨拶をしてマニラ空港へ出発いたしました。

記載者 神川(事務局学務課)

3月25日、26日 

DTRIでの最終報告会から明けた土日(3月25日、26日)は完全休日となりました。
  男性隊員二人は引場シニア、男性正規隊員らとともに1泊2日のキャンプに出かけました。(かなり過酷だったようです。機会があれば後日、本人たちに語ってもらうことにします。)女性隊員は正規隊員に案内してもらって、マニラ近郊をショッピングなどしながら散策しました。
  一仕事終えて、それぞれの休日を楽しんだ模様です。

  26日の夜は引場シニアの主催で、フィリピン料理、日本料理のバイキングのお店でJICAの方とのお別れ会が行われました。お世話になった引場シニア隊員、若林調整員や、家畜飼育分野で活動していてる正規隊員の方々をはじめ、現在畜大からUPに短期派遣留学で来ていて、すでにJICAの方ともお知り合いになっていた畜産科学科3年の入交さんも迎え,本学隊員たちはフィリピン最後の夜を名残を惜しみつつ堪能しました。

記載者 神川(事務局学務課)

3月24日 DTRIでの最終報告会

3月24日に、3週間の短期派遣の締め括りとして、報告会が開催されました。4人とも、緊張の中にも、ユーモアを交えながら、自分達が携わった業務の報告と、問題点の指摘や改善方法の提言を行いました。報告会に先立ち、当プロジェクトのフィリピン側リーダーであるDr. J.A.N. Bautisita先生の指導したフィリピン大学獣医学科4年生の卒論発表がありました。乳生産を目的とした畜産は、フィリピンではこれまで重要視されて来なかったために、乳房炎など多くの飼育上の問題を抱えており、その総合的改善を当プロジェクトでは目標にしています。この発表では、乳房炎の発生件数を一年間追跡し、その原因となる病原菌を分離同定した結果が報告されました。来年度は、3人の学生が、年間の発生状況の変化やより多くの個体を対象とする研究計画も紹介されました。

報告会に先立ち挨拶するDr. Bautisitaリーダー

いよいよ、緊張の元に、4人の隊員の報告が始まりました。カウンターパートやフィリピンと日本の関係者の前で、すべて英語で発表しなくてはならないため、準備に寝不足の日々が続いたそうです。初めに、志知隊員が「乳質改善」の取組みについて報告しました。派遣期間中に、フィリピン側カウンターパートの指導の下、乳受け入れ検査の技術を取得し、体細胞混入や総菌数検査、乳房炎汚染乳検出試験などを実施しました。その結果、飼育状況の改善や搾乳状況の改善などを提言しました。

  
  緊張の元に発表する志知隊員 乳房炎予防を熱く訴える大岡隊員


大岡隊員は、「乳房炎予防」の業務に従事しました。志知隊員との合同発表という構成で、乳房炎の検出や予防対策など主な活動を紹介し、乳質向上には、乳房炎予防が不可欠であることを強調しました。

続いて、「育種・繁殖」班の宇井隊員が、自らの活動内容と提言を発表しました。調整上の時間的な問題もあり、余り繁殖関連の仕事がなかったようですが、乳房炎予防の活動にも参加したり、非常に積極的に活動を行ったようです。衛生管理上の問題点の指摘と改善に向けた提言をしました。

最後に、同じく「育種・繁殖」班の桜木隊員が、プロジェクトの収集したデータを解析した結果を報告しました。乳量の年間変化から、雨季と乾季の季節的変動が、強く乳生産に影響を与えている事実を報告しました。データベースのないフィリピンでは重要な基礎資料作りに貢献したと高い評価を得ました。

 
  衛生改善を提言する宇井隊員 活動報告後、 フィリピンの思い出を語る桜木隊員
   
  総評を語る引場シニア 修了証書授与され、ホッとした表情の隊員たち

発表の終わりに、それぞれの隊員が、お世話になったカウンターパートやホストファミリーにお礼を述べ、また、自分の見つけたフィリピン、楽しい思い出などを紹介し、大変、盛り上がった報告会となりました。全員の発表後、Dr. Bautistaリーダーと、受け入れ責任者の引場シニア、JICAマニラ事務所の若林調整員から総評を頂き、それぞれの隊員の活動が高く評価されました。関係者の方々の感想は、本学からの短期派遣隊員の評価が高く、今後とも当派遣事業の継続を強く望む声が聞かれました。最後に、全員に修了証書が授与され、報告会も無事修了しました。引き続き、送別の懇親会が催され、空港から直行された本学の石橋理事も参加の元、夜遅くまで、別れを惜しむと共に、新しい友情の架け橋が確認されました。

記載者 小疇(引率教員)

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