第4回派遣活動 − その6 −

現在フィリピンで行われている派遣活動について、現地からリアルタイムで報告します。下から古い順になっています。以前のものについては下のリンクからたどってください。

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第4次隊の派遣スケジュール

8月31日(金) 今日の報告

午前中、”Nutrition and Feeding Management of Dairy Cows”というタイトルで私の講演がありました。
UPの先生方や学生さん、DTRI、NDO、JICAスタッフや正規隊員など、予想以上に集まっていただき大変緊張しました。また、飼料や牧草の研究を行っているUPの先生、NDOの方々から質問やコメントもいただき、大変ありがたかく思いました。

昼休み中には、UP内にあるPhilippine Carabao Centerを見学させていただくこともできました。その後DTRIで軽い昼食をとり、午後からはいよいよボランティア隊員達の中間報告会が開かれました。

高瀬、田原、黒田、茂木、河野、梅本隊員の順にそれぞれが担当する繁殖、育種、乳房炎、粗飼料、乳質、濃厚飼料分野に関して、これまで行ってきたことと、今後の活動方針などについて発表しました。

報告会にはDTRIのスタッフをはじめ、JICA事務所、正規隊員、NDOと多くの方々に参加いただき、それぞれの発表に対してJoBau氏からコメントをいただいた後、他の方々からも多くの質問やサジェスチョンをいただき、隊員達にとても有意義な報告会であったと思います。時には厳しい意見もありましたが、その中にも温かさや隊員に対する期待も感じられました。

ただし、隊員を指導して下さっている先生方の方針と、各隊員達が持っている自分達がやってみたいこととの間に、少々ギャップがみられる分野もありました。

今回、高瀬隊員を除いて他の隊員達は報告会当日にDTRIに戻ってきたため、また各隊員を訪問した際にもあまり時間がなかったため、引率教員である私は発表内容について事前に隊員達と話すことができず、サジェスチョンもできていませんでした。
さらに先週、JoBau氏をはじめとする受け入れ側と隊員達が活動方針を話し合った際にも引率教員はこちらにいませんでした。今後中間報告時にフィリピンを訪れる引率教員は、活動方針を決める際の打ち合わせにも同席できるようなスケジュールを組んだ方がよいと思いました。

中間報告会終了後、DTRIで活動している田原隊員を除いて、各隊員はそれぞれの活動先に帰っていきました。DTRI3泊目の私はJoBau氏と Ioneさんにフィリピン料理を食べに連れて行っていただき、中間報告を終えた田原隊員の労をねぎらいました。

隊員達は週末をはさんで来週から、それぞれの隊員は本格的に活動を開始することになります。

セミナーで講演中の私。

UP内にあるPhilippine Carabao Centerで飼養されている搾乳水牛。

中間報告会前のボランティア隊員達。発表までまだ時間があるため、皆比較的リラックスして笑顔もみられる(DTRIにて)。

中間発表を行う河野隊員。

中間発表後、Noe氏から質問とサジェスチョンを受ける梅本隊員。

フィリピン料理をいただく田原隊員と、時計回りにIoneさん、JoBau氏、私。

報告:引率教員 河合正人

 

8月30日(木) 今日の報告

午前中、まずDTRIの研究施設や実験室、JoBau氏が主に実験に使っている種雄牛とその放牧地を見学させていただきました。放牧地には、1頭の種雄牛のみが繋牧されており、残り5頭には刈り取ってきたネピアグラスを給与しているところでした。

その後、高瀬隊員が活動しているSan FranciscoのMrs. Mercedesのお宅へうかがいました。
ちょうどお昼時に到着してしまったので、食事をごちそうになってからの牧場見学となりました。

まずSoniaさんの牧場で、Workerの方からエサや飼養管理方法について説明してもらうことができました。所有する土地が比較的小さいとのことで、放牧ではなくパドックにおいてCut & Carryで生草を給与し、搾乳時に糖蜜の入った濃厚飼料とCopra meal(ヤシ粕)を給与していました。

搾乳作業もみせていただいた後、すぐ近所のSan Francisco Dairy Cooperativeのミルキングパーラーの方へ移動し、高瀬隊員を指導していただいているNDAのCesar氏に説明を聞きました。ここでは夕方4時ごろ、近隣農家から搾乳のためにウシ達が集まってきます。繁殖分野担当の高瀬隊員は、ここに集まる搾乳牛達を含めて3ヵ所でTail Paintingの試験を来週から行います。実験内容以外にも、ここで実際に行っている飼養管理や獣医的処置などについても説明していただきました。

今日はSan Francisco1ヵ所だけの訪問だったため、比較的時間に余裕を持ってゆっくりと見学させていただくことができ、また説明を受けることもできました。明日は隊員達の中間報告会が開かれるため、Cesar氏から発表についてのサジェスチョンを受けた後、高瀬隊員とともにDTRIに戻りました。他の隊員達は、明日早朝にそれぞれの活動先からDTRIに集まってくるとのことでした。

DTRIで飼養している種雄牛。

San Franciscoへの移動中みかけた、ウマで薪を運ぶ老人。手綱は一本手綱、ハミはなかった。

cSoniaさんの搾乳牛群。昨日見学させていただいた牧場のウシ達より少し大きくみえた。左端はもうすぐ分娩予定の乾乳牛。s

高瀬隊員に給与するネピアグラスの草丈を測定してもらう。約190cmを無細切で給与していた(San Francisco, Sonia牧場)

Cesar氏と実験の打ち合わせをする高瀬隊員(San Francisco Dairy Cooperativeのミルキングパーラーにて)

San Francisco Dairy Cooperativeでの搾乳風景。

Mercedesさん家の敷地内にあるバルククーラー。毎朝集乳車がやってくる。

報告:引率教員 河合正人

 

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