活動記録

13日目(8月30日) IPST見学

 最終日のUNESCOでの発表が近づき、夜は皆プレゼンテーションの準備に追われています。そのせいか、疲れた顔が多く見られます。
 朝食は各自で取りました。

 朝9時にIPSTの方が迎えに来てくださりました。IPSTの寮に宿泊させて頂いているので、移動はありません。すぐ隣の建物に向かい、お話を聞かせて頂きます。
 最初に所長のSurinさんからのintroduction。IPSTとは主に数学・理科の教育技術を振興するための機関です。60億の予算をもちますが、そのうち60%は奨学金として使われています。先生の研修や教材の開発、ITやサテライト技術の取り入れによって理数科教育の向上をはかっています。また、貧困層の子供たちが教育を受けられるような制度づくりに取り組んでいるそうです。

 次はJICAのシニアボランティアで4月からこちらに滞在していらっしゃる大隅紀和さんにお話をして頂きました。大隅さんは「教師が快適に学習指導を出来るようになること」を重要視しながら、様々なIPSTの要求を聞き、協力できる事を決定しようとしていらっしゃいました。日本の教育を参考にしながら、タイでの教育の問題、将来の可能性を述べられました。その中でも「先進国が経験した問題をリピートすることなく、回避して先駆的な取り組みを実現できる可能性がある」という言葉が印象に残りました。途上国は先進国がたどって来た道をそのままたどる必要はありません。回避できる事態は回避し、より良い発展のための近道が出来るかもしれない、というのは途上国の有利な点だと思います。

 昼食はIPSTで用意して頂きました。「てんぷら」があり、懐かしい気持ちになった人もいたようです。ほかにも春雨やフルーツがブッフェ形式で並び、おいしく頂きました。

 午後は具体的なプランの説明でした。教育カリキュラムを作るために必要な評価の方法と理数教育の人材育成のための活動の2つです。
 そのお話の後、大隅さんが実際に協力して出来た教材を見せてくださいました。Geo-bordという本来は板に釘を打ち付けて使う算数の教材なのですが、釘を木のペグにして、黒板にくっつくようにしたり、日本で高価な手回し発電機を安価に、より丈夫に作れるように工夫したりと様々な教材がありました。

 最後に上記の教材のプロトタイプを作っている工房を見せて頂きました。教育機関の中に工具や機械がおいてあるのは不思議な感じがしました。






 明日はいよいよUNESCOでの発表です。皆、気合いを入れてがんばっていきましょう!!

                                        岸川・嶋澤


このページのトップへ