実施計画・成果

 国際貢献を担う人材育成のためのインターンシップ教育のために、1)学部教育、2)大学院教育、3)インターンシップ制度、4)国際協力の海外実践を以下の計画に従って取りおこなう。

1.教育システム

1)畜産国際協力ユニットの教育は,生命・食料・環境領域における帯広畜産大学の学部専門教育の内容を基礎として,その上に国際協力関係の知識や技術の教育,実践体験を積み重ねる教育システムをとる。

2)ユニットに所属する学生は,国際協力ユニットの開講科目を履修するだけでなく,特定の既存ユニットを「副専攻」として,その展開教育科目を必要に応じて系統的に履修する。畜産国際協力ユニットでは展開教育において10-20単位程度の独自科目を履修するとともに,残りの単位(24-34単位程度)を特定の既存ユニットの教育内容から系統的に履修する。

シラバスの構成

 

2.ユニット設置に伴う新規開講科目
開講分野 授業科目名 単位数 開講期 必修選択
展開教育 卒業研究 6〜8 必修
海外実習 必修
国際協力研修実習 必修
国際協力インターンシップ 必修
国際協力ディベート論 必修
他ユニットの開講する科目のうち国際協力と関係する科目として指定したもの 4〜8 選択必修
旧分属ユニットの必修科目および選択科目を中心とした他ユニット開講科目 21 4〜8 選択必修
共通教育 国際農業開発協力論 履修指導
国際比較畜産論 履修指導
基盤教育 スペイン語入門 1〜7 履修指導
実用スペイン語 2〜8 履修指導

注)「ユニット」とは帯広畜産大学独自の教育システムであり、「講座」に類似します。

1)基盤教育では,国際協力に必要な第二外国語科目(スペイン語等)を開講する。
2)共通教育では,畜産科学科の他ユニットおよび獣医学科の学生にも履修させるべき国際協力の基礎科目を開講する。H18年度においては、「国際農業開発協力論」と「国際比較畜産論」を開講する。
3)展開教育では,畜産国際協力ユニット独自の科目として実習とインターンシップを軸とした専門科目を開講する。H18年度においては、「海外実習」、「国際協力研修実習」、「国際協力インターンシップ」、「国際協力ディベート論」を開講する。

 

3.H18年度のシラバス
・共通教育

「国際農業開発協力論」
発展途上国から高い評価 を受けている日本の政府開発援助について、その課題や政策など、経済開発の基礎について理解を深める。特に、大きな課題である開発と環境保全の両立を図りながら、グローバル化に取り残された発展途上国にとって、持続可能な開発を支援するための基本理念、原則、重点事項、援助政策や実施体制について理解することを目標にする。本講義は、国際協力理解の導入であり、開発協力の現場で活躍している多数の講師により行う。

「国際比較畜産論」
世界各地の特徴ある農畜産業を紹介し、それぞれの長所と課題を中心に解説する。本講義では、自然科学と社会科学の両側面から農畜産業を総合的に考察してゆく。農畜産部門を中心とした技術情報を通じて、国際理解を深めることも目的とする

 

・展開教育

「海外実習」
発展途上国の食糧生産や食品流通、人々の生活などの現状を理解し、これらの国に必要とされる援助のあり方について考える機会を与える。また、日本や他の先進国、国際危難など、公的機関やNGO/NPOが、発展途上国で実施している開発支援の現場を訪問し、その取組について目的・実施・評価などのプロセスを理解する。

「国際協力研修実習」
留学生等の外国人研修生に対する短期研修を立案し、実施するまでの一貫した研修プログラムを体験する。このワークショップの目的は、国際協力・国際交流のための具体的な企画を立案・実施できる能力を習得することにある。このワークショップを通して、国際協力・国際交流の面白さと難しさとを体験をもって深く実感することであろう。

「国際協力インターンシップ」
農畜産分野における専門教育を国際的な舞台で実際的に活用する方法について、実際の実務者の指導の下に就業体験することを通じ、就業意識の育成と学習意欲の喚起を主な目的とする。これにより、関連部門の研究、開発、技術普及などに関わる事業の計画、立案、実施から評価までの一連の実務を体験し、在学中に習得すべき専門教育の国際社会での応用性を認識させる。また、希望する学生に対しては、海外での就業体験の場を提供する。

「国際協力ディベート論」
国際協力の様々なテーマを取上げ、発展途上国の現状、先進国の支援取組、開発技術の移転法などの国際協力に関わる課題や問題点を究明する。課題に対し、文献・資料による調査結果を英語で発表し、グループ内の討論も英語で行い、国際社会で実践的な英語力の向上も図る。

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