帯広畜産大学のこれまでの国際貢献

 帯広畜産大学は国立唯一の畜産系単科大学として、日本を代表する食料生産基地である北海道十勝地方に立地し、これまで獣医畜産を中心とする食料生産・流通の幅広い領域に多くの有為な専門職業人を送り出してきた。

 教育面では、小規模大学の特性を生かした教員と学生の距離が近い教育とともに、広大な畜産フィールド科学センターの施設や地域の食料生産環境に立脚した、現場重視、実習中心の職業人教育を特色としている。

 研究面では、豊富な基礎研究を基盤とする、食料生産・流通の現場に立脚した応用研究が本学の特徴である。BSE(ウシ海綿状脳症)発生時には国内唯一の専門研究機関として社会不安の解消に貢献した。こうした研究成果は地域共同研究センターを通じて地域社会に還元され、教員1人あたりの共同研究受入数は2年連続全国トップとなっている。

 更に、本学教員がJICA(国際協力機構)専門家等として国際協力に積極的に貢献すると共に、数多くの卒業生を青年海外協力隊等に送り出してきた(データ、資料等1)。これらの長年にわたる国際貢献が認められ、大学評価・学位授与機構は平成16年3月、「国際的な連携及び交流活動」に関する評価結果を公表し、本学は「活動の実績及び効果」で最上位の評価を受けた。平成16年11月には、国際協力推進オフィスを新設し、より一層の国際協力と人材育成を行えるような体制を学内に整えた。更に、平成17年2月、畜産分野における国際協力に資する人材育成と開発途上国への国際貢献を目的として、JICAと連携協力協定を締結するに至った(データ、資料等2)。JICAと大学の間で連携協力協定が結ばれたのは、本学が最初のことであり、これからの国際協力を担う大学のモデルとなるべく積極的な活動を展開している。

 このように本学は、畜産分野での国際協力に実践的に貢献できる人材を教育するための環境が整った状況であり、今まさに国際協力に特化した教育実践の時を迎えている。

 

(データ,資料等1)

帯広畜産大学の国際貢献。

 

帯広畜産大学がこれまでに培った国際交流協定締結大学の実績
締結大学 締結年月日 内容
アルバータ大学 (カナダ) 1985.8.1 教員の交流,共同研究,学術交流
アスンション大学(パラグアイ) 1986.4.16
フィリピン大学ロスバニオス校 (フィリピン) 1991.9.27 教員及び学生の交流,共同研究,学術交流
忠南大学校獣医科大学(大韓民国) 1993.1.11
ミュンヘン大学(ドイツ) 1994.7.15
ソウル大学校農業生命科学及び獣医科大学 (大韓民国) 1996.10.21
ペラデニヤ大学農学部(スリランカ) 1996.11.7
建国大学校(大韓民国) 1996.12.4
クイーンズランド大学(オーストラリア) 1997.6.26
江原大学校(大韓民国) 1997.8.28
新疆農業大学(中華人民共和国) 1999.7.30
モンゴル国立農業大学(モンゴル) 2003.10.31
フエ大学(ヴィエトナム) 2005.1.12

帯広畜産大学の主な国際交流事業(現在事業を継続している案件のみ)
事業名 目的・概要 開催
期間
参加国 開始年 昨年まで
の参加国
帯広農村教育
国際セミナー
アジア・太平洋諸国の農村開発教育・研究に従事する専門家を招へいし,各国の実情及び問題を比較検討し,農村開発教育・研究の進展を図る。 8.4〜
8.10
オーストラリアなど7カ国7名 1979 18カ国
176名
循環型酪農
システムコース
開発途上国から研修員を受入れ,循環型酪農に関わるシステムや技術についての基礎的・応用的知識を教授する。 8.16〜
10.27
フィリピンなど7カ国7名 1987 38カ国
116名
一般特設上級原
虫病研究コース
開発途上国から研修員を受入れ,家畜原虫病研究の最新の知識を教授する。 11.1〜
17.9.2
ボリビアなど8カ国10名 1995 24カ国
89名


帯広畜産大学が受け入れてきた外国人留学生(2001〜2004)
2001 2002 2003 2004
スリランカ 3 3 2 4
マレーシア 1 1 1 1
インドネシア 2 2 2
フィリピン 4 3 2 2
大韓民国 8 10 8 9
モンゴル 2 6 7 4
ミャンマー 1 1 2
ヴィエトナム 1 4 4 4
中華人民共和国 9 13 13 17
ネパール 1
カンボディア 2 3 2 2
タイ 1 1 1
ナイジェリア 1
ガーナ 1 2 2
ザンビア 1 1 1
セネガル 1 1
南アフリカ 1 1
エル・サルバドル   1 1
ブラジル 1
ボリビア 1
ドイツ 1 1 1 1
ブルガリア 1
合計 37 51 50 53

帯広畜産大学がこれまでに
青年海外協力隊に送り出した実績(人数)
年度
人数
1968 1
1969 4
1970 4
1971 3
1972 3
1973 3
1974 3
1975 1
1976 1
1977 2
1978 2
1979 0
1980 4
1981 4
1982 5
1983 5
1984 10
1985 9
1986 6
年度
人数
1987 11
1988 12
1989 11
1990 4
1991 11
1992 7
1993 1
1994 6
1995 7
1996 6
1997 8
1998 10
1999 8
2000 12
2001 5
2002 3
2003 8
2004 8
合計
208

 

帯広畜産大学の教官がJICA専門員として
海外でおこなった国際協力実績(人数)
年度
人数
昭和49
1
52
1
56
2
57
2
58
5
59
2
60
3
61
5
62
2
平成元
5
2
2
3
2
4
2
年度
人数
5 5
6 1
7 2
8 4
9 3
10 7
11 7
12 8
13 10
14 1
15 4
16 3
合計 89

 

(データ,資料等2)

 平成17年2月,帯広畜産大学とJICA(緒方貞子理事長)とは,畜産分野における国際協力に資する人材の育成と開発途上国への国際貢献を目的として,連携協力協定を締結するに至った。


 

(データ,資料等4)

 平成16年6月,帯広畜産大学とJICA帯広国際センターとは,国際協力に携わる人材の育成を目的とした連携協力を一層の推進を図るため,覚書に調印した。

 

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