Cell Unit
 世界には約10億の貧困層が家畜生産で生計を立てているといわれています。途上国農村の貧困層にとって家畜は現金収入を可能にする貴重な財産であり手段です。
 近年のアジア開発途上国の経済発展により,1人当たり所得水準は増加し,これによりアジア途上国の畜産物消費量,および家畜飼養頭数は増加傾向にあります。しかし,飼料基盤の脆弱性や家畜疾病の頻発など、途上国の畜産は多くの問題があります。これらの問題に対する解決策を示すことは、家畜生産に従事する貧困層の削減に直接・間接の効果を持つでしょう。
 このセルユニットは、農業経済学・獣医疫学・家畜栄養の複数の学問分野から構成される,新たな学問領域「畜産開発経済疫学」の創設を図ります。途上国には家畜生産性向上を規定する多くの課題がありますが、中でも飼料価値評価や未利用資源の家畜飼料としての有効利用、家畜疾病コントロール、獣医サービス供給などに注目し、そこからもたらされる生産性向上の経済的評価を行います。さらに飼料流通、農家経済、畜産物市場など、途上国の畜産を取り巻く環境を総合的に評価し、途上国の畜産開発が貧困削減にもたらす効果・課題を明らかにすることが、このセルユニットの目的です。
Livestock development contributes to rural livelihoods, employment and poverty reduction in developing countries. “Economics and Epidemiology of Livestock Development cell unit” identify the role and strategy of livestock development for poverty reduction in Asian developing countries.
・門平 睦代 Mutsuyo Kadohira
・西田 武弘 Takehiro Nishida
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