農業経済学ユニット卒業生から

「いただきます」という美しい言葉を残したい

井田 芙美子(いだ ふみこ)
2003年3月卒業
札幌市出身
農村ツーリズムコンサルタント、いただきますカンパニー代表取締役

  • 事業の内容
  • 「畑ガイド」という日本初の仕組みを作り、農村景観を楽しみながら、そこでできた作物を食べる「農場ピクニック」というツアーを行っています。 首都圏 のファミリーや海外富裕層を中心に、多い時では一日に100人ものお客さまを案 内しています。畑ガイドは、元小学校教諭、農協職員などの退 職者や主婦層です。

    冬は観光客が少ないので、企業協賛を頂いて、市内小学校へ無料で出前授業を行っています。地元の子どもたちへの食農教育を継続的にできる仕組み 創りを 目指しています。

  • 自分の仕事
  • 小さな会社なのでほとんどのことはスタッフと一緒に行いますが、主に生産者や外部機関との連絡調整、新規事業の企画、営業を担当しています。最も大切 にしていることは、生産者さんとの信頼関係と、スタッフにとって働きやすい職場創りです。

    日本初の取り組みとして全国的に注目して頂いているため、秋~冬は講演活動 が多くなります。観光、地方創生、女性活躍などテーマは幅広いですが、営業も兼ねて、頂いたお話は極力受けるようにしています。シンポジウムや会議等で発言の機会も増えているため、幅広い知見を得る努力しています。

    他のスタッフと同じようにツアーの案内もします。お客さまと生産者の両方の視点に立ちながら、楽しみながら農業を感じてもらう工夫をしています。

  • なぜ今の仕事をとやろうと思ったのか。
  • 風景や人、農機具など、食材だけでない部分にも大きな価値を感じたけれど、それが商品になっていないことがもったいないと感じたから。(大学4 年の時)

    もともと羊飼いを目指していたけれど、実習を重ねるうちに、自分は生産者よりも伝道者である方が北海道農業に貢献できると考えたから。

    子育てをしながら勤めていた時に、仕事との両立に苦しみ、両立できる自分らしい生き方を創りだしたいと思ったから。

  • 仕事ではどんなことを考えているのか、
  • スタッフは幸せか、農家さんの想いに寄り添えているか、お客さまの期待に応えられているか

  • 畜大で学んだことが今の仕事にどう関わっているのか
  • 大学時代は最低限しか学校に通わず、牧場実習と子どもキャンプに明け暮れていましたが、その時の人の出逢いや経験が今の仕事に全て関わっています。卒業後はどこに行っても先輩や後輩がいるので、そのご縁で仕事がスムーズに進むことも多く、この地で起業するメリットを感じます。

  • これからの目標
  • 馬で畑を耕す様子を見て感じることのできる教育農場を作りたい。

  • 受験生の皆さんへ
  • 仕事は“選ぶ”ばかりではありません。自分で創りだすことができます。

    20代のうちは、先が見えなくとも今興味のあることに一生懸命になって下さい。

    農業に興味のある方にとって、十勝は最高のフィールドです。入学したら、ぜひ学内に留まらず外部の大人と沢山交流して下さい。待っています^^

    (画像は井田さんからご提供いただきました。井田さん井田さんの会社のサイトです。是非どうぞ。)

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