食品安全マネジメントシステム推進室

| 活動報告(平成26年度平成27年度平成28年度) |平成29年度活動計画 |
HACCP構築関連文書

 

平成27年度活動報告


1.文部科学省採択プロジェクト分
  (1)北海道HACCP認証評価6段階の取得
    小麦加工施設及び肉加工実習施設について北海道HACCP認証評価6段階を目指すべく以
    下の通り作業を行いました。尚、肉加工実習施設は平成26年度認証取得を予定していまし
    たが、設備改修を行ったため、平成27年度に改めて作業を行いました。
    平成27年度で本学の食品加工実習施設は全て北海道HACCP評価6段階となりました。
    ①肉加工実習施設
      平成28年1月28日:審査を受け、評価段階6となり目標を達成しました。
    ②小麦加工施設
      平成28年1月28日:審査を受け、評価段階6となり目標を達成しました。
  (2)バーチャルHACCP導入工場のシミュレーション用プログラム活用
    ①9月15日:十勝管内の設計技師35名を対象に「HACCP対応設備設計セミナー」を開催し
      ました。
    ②9月29日:大学院生向けHACCPシステム構築3日間研修で実際のFSSC22000:2013
      認証施設である本学畜産フィールド科学センター乳製品工場をモデルとした動線、衛生管
      理ポイントを紹介しました。
    ③11月18日:十勝管内の設計技師、社会人31名を対象に設備保全セミナーと合わせて
      「HACCP対応設備設計セミナー」を開催しました。
    ④12月1日:北海道内の各保健所衛生監視員セミナーを本学乳製品工場で開催し、その際
      に3D化した設備の見取り図を配布し、好評を得ました。

<下図は作成した3D画像>

  (3) HACCP構築専門家育成研修プログラムの実施
    ①開発したHACCP構築専門家育成プログラムを用いて3回の研修を実施しました。
      ア.第1回目:7月3日、10日、11日   十勝管内企業から5名参加がありました。
      イ.第2回目:7月24日、31日、8月4日 十勝管内、札幌の企業団体より10名参加があり
        ました。
      ウ.第3回目:10月17日、22日、23日、24日 十勝管内、名古屋、砂川の企業団体より
        10名参加がありました。
    ②第3回目には遠方の名古屋から参加される方がいたことから、遠隔地からの近郊からの参
      加を同時に受けれる研修方法の試行を行い、問題なく対応が可能なことを確認しました。
    ③研修プログラムは各研修終了都度見直しを行い、次年度に活用します。
    ④次年度は工場実習を更に進化させ、研修参加者が自発的に危害要因を発見でき、分析か
      らHACCPプランの作成に至るようプロクラムを改訂します。

<HACCPの基礎講習>             <FSSC22000:2013認証工場での危害抽出実習>

   

<HACCPプラン作成実習>

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  (4)内部監査員研修プログラムの開発
    次年度実施を予定している内部監査員研修のプログラムを開発しました。
    テキスト目次は次のとおりで本学畜産フィールド科学センター乳製品工場のFSSC22000定
    期内部監査に合わせて実習を行う予定です。
    ①内部監査の基本
    ・内部監査を実施する目的
    ・内部監査の原則
    ・内部監査員が必要な技能・知識(力量)
    ②内部監査の実施
    ・監査プログラムとは
    ・監査プログラムの管理
    ・監査取進めフロー図
    ・準備段階
    ・監査の実施
    ・監査報告書の作成と是正処置のフォローアップ
    補足:平成28年度には同センター搾乳施設、屠畜・解体施設でISO22000:2005認証取
    得を予定しており、これにより平成29年度からは3施設の国際標準食品安全マネジメントシ
    ステムを研修に活用する体制が整います。

 

 

2.大学院生・学部学生の展開
  (1)HACCPシステム構築研修(4日間)
    16名の大学院前期学生に対し以下のHACCP関連教育を実施しました。
    ①9月25日、9月28日 商品開発、微生物基礎、関係法規、マネジメントシステム概論の座
      学(2日間)
    ②9月29日、9月30日 HACCPシステム構築実習(2日間)
  (2)HACCPシステム構築特訓コース
    前項を終了した大学院生より募集した13名に対してより、実践的なHACCPシステム構築に
    係る教育訓練を11月~3月まで月2回、2時間で実施(総計10回 20時間)

 

<特訓コースの様子>

 

   

  (3)学部学生教育(1学年対象)
    昨年と同様に以下の講義を実施しました。
    ①11月26日:食品衛生の一般原則とHACCPシステム
    ②12月24日:食品安全マネジメントシステムの必要性と多様性

<講義の様子:準備>

 

  (4)学部学生教育(FSC所属教員ゼミ学生)
    2月から3月まで9回(2時間)、ISO22000:2005認証取得に係る作業の指導を行う


3.食品安全に係る研修等の開催 
 以下の研修等を実施しました。
  (1) 8月28日 札幌市内ホテルでノーステック財団主催の食・バイオ品質認証セミナーで講演
    「食の安全・品質マネジメントの動向と北海道HACCP」の演題で講演(道内関係企業・団体
    80名参加)
  (2) 8月31日 帯広市内でとかちネット主催の定期総会で講演
    「HACCPしてみませんか!」の演題で講演(十勝管内関係企業・団体35名参加)
  (3) 9月15日 帯広市十勝財団で十勝建築士事務所協会主催の勉強会で講演
    「HACCP対応の食品加工施設の設計」の演題で講演(十勝管内建築士30名参加)
  (4) 11月18日 帯広市図書館視聴覚室で帯広市、帯広市教育員会の協賛の研修開催
    「設備保全」と「HACCP対応設備設計」の演題で講演 (32名参加)

<設備保全技術講習会の様子>

 

  (5)11月27日JICA中央アジア・コーカサス地域 畜産物の衛生管理・品質管理コースで講演
    「HACCPシステム導入のための環境整備」の演題で講演(JICA中央アジア・コーカサス地域
    研修生7名参加)

 <研修の様子>  

 

  (6)12月01日 帯広保健所主催 全道8ブロックの食品衛生監視員研修で講演
    「生産現場が助かる(納得する)監査とは?」の演題で講演(全道8ブロックの食品衛生監視
    員22名参加)

  <研修の様子>


  (7) 12月15日 更別農協高校で開催された十勝管内農業高校の食品加工実習指導教職員
    向食品安全に係る研修で講演
    「商品開発時に食の安心・安全を確立するには」の演題で講演(十勝管内農業系高校の食品
    加工実習教員27名参加)

 

  (8)1月6日 とかちネット主催 HACCPセミナーで講演
    帯広保健所と共同で「HACCPしてみませんか!」の演題で講演(十勝管内関係企業・団体
    20名参加)

 <講演の準備>

 


4.地域の食品企業に対するHACCPシステム構築・運用管理の支援
 十勝地区の食品加工・製造企業で北海道HACCP認証取得やHACCPシステムの構築を目指
 す企業に対して帯広市から委託を受けたHACCPアドバイザや本学単独で以下の支援を行い
 ました。

 
項目 支援企業 支援内容
北海道HACCP
認証取得
乳製品製造 HACCPシステム構築全般(本学単独で支援)
珍味加工 HACCPシステム関連文書整理、施設改善(アドバイザーで支援)
食肉加工 HACCPシステム構築全般及び審査対応(アドバイザーで支援)
HACCP
システム構築
乳製品製造 HACCPシステム構築、関連文書整理(アドバイザーで支援)
(北海道HACCP評価6段階)
農産物加工 HACCPシステム対応食品加工施設の確認(本学単独で支援)
農産物加工 HACCPシステムの精度向上に向けた助言(本学単独で支援)
本学食肉製品加工実習施設
HACCPシステム構築(北海道HACCP評価6段階)
本学パン加工実習施設 HACCPシステム構築(北海道HACCP評価6段階)
本学搾乳施設及び屠畜・解体施設 ISO22000:2005認証取得活動
北海道HACCP
認証取得後の支援
食肉加工 2015年4月14日内部監査支援実施
食肉加工 2015年8月26日内部監査支援実施
乳製品製造 2016年2月1日内部監査支援実施
製造工場の衛生向上及び設計のアドバイス
6次化産業:5件
(乳製品4件、
  食肉加工1件)
十勝管内で食品を製造する企業で設備の衛生管理方法や増設、新設時の食品衛生に係るアドバイスを実施

5.その他の食品安全に係る活動
  食品産業センター主管で取進められた、農林水産省委託事業 「平成27年度食品の品質管理
  体制強化事業」に於いて、HACCPシステム啓発用ツール(e-ラーニング)開発へのアドバイス
  を実施しました。また、十勝地区のHACCPシステム導入の実態紹介等を行いました。