畜産科学科の教育ユニット

     畜産科学科では,生命・食品・環境をキーワードに,農畜産の幅広い分野で活躍する専門職業人を育成します。学生は2年次の後期からそれぞれの専門教育ユニットに所属して授業を受けることになり,原則として自分の志向や進路に応じてユニットを選択することができます。

     家畜生命科学,家畜生産科学,畜産環境制御学,畜産食品科学,食料資源ビジネス,分子生命科学,植物生命科学,生態系環境科学,地域環境工学の9つのユニットから選択。国際協力を目指す学生は前記の9ユニットのいずれかに所属しながら「畜産国際協力ユニット」に分属することも可能です。

    家畜生命科学ユニット

    躍動する“生命”の探究

     家畜生命科学の目的は生命体としての家畜を理解する事です。優れた家畜を選び出し,増殖させること,そしてその家畜の健康を維持しながら潜在能力を最大限にひきだすことは,畜産の根本的な課題の一つです。家畜生命科学ユニットでは,家畜の機能を分子レベルから個体に至るまで,途切れのない一連の流れの中で学んでいきます。さらに生命を利用・操作することの社会的責任や倫理について学び,適切な利用を模索する事で,一歩先の畜産,そして生命科学の発展に貢献できる人材の養成を目指しています。

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    家畜生産科学ユニット

    家畜を育み,作る

     畜産業および畜産現場で活躍できる専門職業人の教育を目標としています。この目標達成のため授業科目として,家畜育種学,家畜繁殖学,家畜栄養学,飼料学,家畜生理学,泌乳生理学,家畜管理学,草地学などの畜産学教育が主体となります。特に畜産フィールド科学センターにおける牛の飼養管理や,餌となる牧草の草地管理の実習,畜産情報管理と活用のためのコンピュータ演習,さらに農場運営に関わる農場マネジメント演習などを通して農畜産業に関する実践教育を行うのが本ユニットの特徴です。

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    畜産環境制御学ユニット

    エネルギーと有機物のリサイクルを科学する

     地球環境保全のため,持続的循環型社会の実現に貢献できる技術の習得を本ユニットの目標としています。再生可能でCO2排出の無い新エネルギー源として期待されるエネルギー作物の生産・利用技術,家畜糞尿や農産廃棄物のリサイクル技術,家畜の呼気から発生するメタンガスの制御技術等を題材に,エネルギー変換,物質再生循環,生産機械・作業システムに関する教育・支援を行います。さらに情報解析や環境評価手法等,独創的な生産環境制御技術を学際的な見地から教授し,広い分野に対応出来る人材の養成を目指します。

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    畜産食品科学ユニット

    21世紀の食と健康を科学する

     畜産の大きな目的は,乳・乳製品と食肉製品等の安全性を確保して供給することにあります。広大な耕地を有する北海道十勝エリアは,わが国における食料生産基地であり,農産物もまた重要な生産物です。これら農畜産物から加工される食品は,人々が毎日必要とするものであり,安全で安心できる品質の良いものが求められています。本ユニットでは「21世紀の食と健康」をキーワードに,農畜産物の生産加工技術・品質管理・栄養管理および製造工程で発生する環境問題にも対応したスペシャリスト養成を目的とします。

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    食料資源ビジネスユニット

    食と農と環境

     現在,私たちは食料不足を意識することなく生活していますが,一方で飢餓と環境破壊が進行しています。高度に発展した今日の社会では,食料を供給する役割を担う産業ビジネスの存在なくしては,私たちの生活は成り立たないのです。本ユニットは農業や食品産業など食料を生産し供給する産業ビジネスにおいて,食品の安全性や環境との調和など食料生産に求められている課題を十分に踏まえて活躍できるような人材を育成し,ならびに経済的視点からの食料・農業問題,資源・環境問題に対応できる専門家を養成することを目指します。

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    分子生命科学ユニット

    生命を分子・細胞レベルで探る

     畜産生命科学や植物生命科学の基盤をなす分子・細胞レベルでの生命科学の習得に力点を置いています。生化学・化学に関する理解を基礎とし,動物,植物,微生物に共通の分子生命科学における基本原理と特殊原理を徹底的に学び,その上に立って応用展開する最新解析法の理論や実践を経験することで,新世代のバイオサイエンス産業を担い,開拓する人材を育成。また,インターネットを利用した遺伝子やタンパク質の情報収集法を学び,生命情報科学と関連する産業の創出・育成にも寄与できる専門職業人を養成します。

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    植物生命科学ユニット

    畑からDNAまで

     「畑からDNAまで」をキーワードに,21世紀の食料生産を支える植物資源を対象とした生命現象の解明,機能開発,栽培技術についての教育を目的としています。作物の栽培管理法の改善や,環境と人にやさしい持続的農業の実践,農作物の遺伝的改良による生産性向上,作物栽培への微生物の利用といった現在の農業が抱えている課題を中心に学習を行います。また,実習では実際に作物の栽培を体験するほか,植物の組織培養やDNA操作の技術を習得し,植物生産関連の各種業種に適応できる高度な知識・教養・技術を持った人材の養成を目指しています。

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    生態系環境科学ユニット

    自然環境と農畜産環境を科学する

     陸域生態系の主要な構成要員である,土壌・微生物・植物・昆虫・鳥類・哺乳類の生態系における基本的な役割,農畜産における生産性の向上と環境の調和および生態系の保全と管理に関する教育を実施します。また,フィールドに根差した環境調査,室内での分類や化学分析,収集したデータの解析など多面的なアプローチから生態系環境を科学する手法を学習します。さらに,環境学関連の人文・社会学系の教育も併せて行うことにより,環境を総合的に理解し,その評価が適切にできる人材を育成することを目指しています。

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    地域環境工学ユニット

    農地・農村の生産基盤を造る/地域の環境の保全

     食料を確保する農地・農村の生産基盤を造り,地域の環境を保全する教育を行うユニットです。地球環境を保全するためには不可欠の分野であり,農地・農村や森林を含めた地域を対象として,その生産環境,生活環境および自然環境を勉強しながら,工学的手法により持続的な農業環境を創造する技術を習得し,農業土木技術者を養成する教育カリキュラムです。農業土木部門の技術教育認定を取得できうる科目を開講し,卒業後直ちに農業土木技術者として認定される人間を養成することを目的とします。

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    畜産国際協力ユニット

    国際協力に貢献

     畜産国際協力ユニットは,外国語による教育の実施や日本人学生に対する語学教育を重視し,多くの実習や演習,国際機関などとの交流機会を提供します。食の安全と安心に関する専門職業人,日本の国際貢献に必要とされる人材など,特に,農業開発と環境保全の両立を図り,開発途上国の持続可能な社会発展に貢献できる人材及び広く国際社会で活躍できる農業技術者の育成を目指しています。

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