帯広畜産大学

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畜産衛生の大学院教育とドイツにおける乳衛生の視点と研究についての特別講演

 平成17年6月21日(火)午後3時30分から,本学原虫病研究センターPKホールにおいて,「食の安全」についてのEUの現状とEUの標準的な考え方,さらにドイツにおける乳衛生の考え方と乳・乳製品に関わる化学物質や微生物による危険性の評価,新しい分析手法の開発についての特別講演会を開催しました。

 講演者は,ミュンヘン大学名誉教授であり,6年間ミュンヘン大学にて副学長を務められ,帯広畜産大学の顧問であるProf. Werner Leidl(ライドル)氏が「畜産衛生の大学院教育の重要性」と題し,食の安全を科学の視点から包括的に捉える「畜産衛生」の大学院教育の重要性と,来年度スタートに向けて全学体制で努力している「博士課程設置」の意義について見解を述べられました。

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また,ミュンヘン大学獣医学部教授Prof. Erwin Maertlbauer(メルテルバウアー)氏が「ドイツにおける乳衛生:その視点と研究」と題し,ドイツにおける乳衛生は,EU共通の「食の安全」への取り組みに基づくもので,それは「生産現場から食卓まで(Farm-to-Table)」,科学的根拠に基づく検査を一貫して行うことにより,乳や乳製品の安全性を高い次元で保障することにある。このことから,ミュンヘンの獣医学部では乳・乳製品に関わる化学物質や微生物による危険性の評価,新しい分析手法の開発などを含む様々な研究を行ってきていることの説明があり,今回の講演では,乳中の残留物質と汚染菌,感染性細菌,微生物毒素,免疫化学的手法,そして分子生物学的手法に着目して紹介されました。

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