帯広畜産大学

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平成29年度学位記並びに修了証書授与式を挙行

 第66回畜産学部学位記授与式,第57回別科修了証書授与式並びに第50回大学院学位記授与式が,3月20日(火)午前10時から講堂において,関係者の列席のもとに挙行されました。

 奥田学長から,学部卒業生238名及び大学院修士課程・博士前期課程修了生49名に学位記が,別科修了生15名に修了証書が,それぞれ代表者に授与されました。また,畜産衛生学専攻博士後期課程修了生5名には,「畜産衛生学」の学位記が授与されました。
 学長による告辞のあと,ご臨席いただいた帯広畜産大学同窓会会長の砂川敏文様から祝辞をいただきました。
 その後,学生表彰が行われ,学長から学業成績優秀者8名に表彰状と学生後援会から記念品が贈呈されました。
 続いて,ご来賓の同窓会会長,理事,監事,副学長の紹介があり,最後にマンドリンサークルによる帯広畜産大学逍遙歌の演奏がありました。蛍の光が流れるなか,卒業生,修了生が退場し,式が終了しました。

告 辞


 本日ここに、ご来賓の方々、また多数のご家族の皆様にご臨席をいただき、平成29年度学位記並びに修了証書授与式を挙行できることは、本学にとっても大きな喜びです。
 本年度は、北海道大学との共同獣医学課程の一期生29名を含む学部卒業生238名、別科修了生15名、大学院修了生54名、総勢307名であります。そして、そのうち17名の外国人留学生が卒業・修了を迎えられました。この数年間、皆さんは本学で様々な経験をされてきたと思います。大学は、学生が自ら主体的に学ぶ場であり、学業を修めるうえでは、楽しいことばかりではなく、挫折や数々の困難に立ち向かい、努力と研鑽を重ねる厳しい日々もあったことと思います。しかし、皆さんは困難を乗り越えました。深く敬意を表しますとともに、帯広畜産大学の名のもとに、これからの日本を支え、世界に羽ばたく307 名の人材を社会に送り出すことは、学長として大きな誇りです。
 留学生の皆さんは、習慣や文化の違う地において、さらに多くの苦労があったと思います。卒業あるいは修了の時を迎えられたすべての皆さんに、帯広畜産大学を代表して心からお祝い申し上げます。
 また、この晴れの日を心待ちにしておられたご家族の皆様方、関係各位の皆様に心からお慶びを申し上げますとともに、日頃からの本学に対するご理解、ご支援に対しこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
 さて、皆さんは、これから社会に出て仕事をされる方、大学院に進学される方と、その進路は様々だと思います。皆さんは、実学を基調とする本学で、幅広い知識や技術を修得するとともに、取り組む研究を通して、これから直面する様々な課題に取り組むための知識とともに知恵を得てきました。さらに、異なる価値観を持った仲間たちとの議論、国内外でのボランティア活動、サークル活動など、様々な自主的な活動を通じて、社会で活躍できる自己を磨いてきたと思います。皆さんは今日、これまでの学びの場から社会への扉を開き、希望に満ちた人生をスタートさせることになります。
 多くの知識を身に付け、卒業していく皆さんへの「はなむけ」として、陽明学の祖である王陽明の「知は行の始めにして、行は知の成なり」という言葉を贈りたいと思います。『知識をつけることは行動の始まりだ。行動することによって知識は完成される。』と訳され、『行動しなければ知っているとは言えない。知っていても行動しなければ、知らないのと同じである。』と解釈されています。皆さんには、本学の実学を通して得た多くの知識と経験を活かし、これからの未来を切り拓くために、失敗をおそれず積極的にチャレンジする「畜大の卒業生らしい活躍」を心から期待しています。
 「人生100年時代」という言葉が話題になっています。卒業は、大学との別れではありません。いかなる時も大学の扉は皆さんに開いています。大学は、さらなる知識を得る場、学び直しの場として皆さんの近くに存り続けます。卒業した皆さんが社会で直面する様々な課題を本学とともに解決する時こそ、新たな協働の始まりとなり、大学の発展にもつながります。本学も、皆さんが誇れる母校となり、また、心強いパートナーとなるよう、一層の努力をして参ります。どうか、皆さんには、これからも、本学と積極的に関わりを保ち、本学卒業生であることを活かしていただきたいと思います。
 本学は創設以来、これまで約一万六千人の卒業生がこのキャンパスから飛び立ち、国内外の「生命、食料、環境」の分野で多彩な活躍をされています。全国各地に設立されている同窓会支部には、多様な職種、幅広い年齢層の同窓生が集い、皆さんが過ごされてきた十勝・帯広、あるいは大学生活にまつわる昔話に花を咲かせ、楽しい時間を過ごされています。皆さんも、これからそれぞれ活躍される地にある同窓会支部に是非参加してください。同じキャンパスで過ごした日々には、様々な共通の思い出があり、帯広畜産大学の学生時代に育まれた絆は,いつまでも変わらないことを実感することができるでしょう。
 私自身も帯広畜産大学卒業生の一人として、様々な場所で仕事する機会を得てきました。その時々に畜大を卒業したことに大きな誇りを持って過ごしてきました。その思いはすべての同窓生に共通です。私は学長として全国で開催される同窓会に参加し、本学の近況を伝えるとともに、応援をお願いしています。多くの同窓生の皆様が母校への熱い思いを持っていてくださり、後輩達のために大学基金に支援をいただくなど、多くの応援をいただいています。今日、帯広畜産大学・全学同窓会の仲間に加わることを、学長・同窓会名誉会長として、心から歓迎するとともに、今後の応援をよろしくお願いいたします。
 本学は、昭和十六年に前身となる帯広高等獣医学校が創設され、今年で七十七年目を迎えます。この間、日本の食料生産の中心である十勝・帯広に位置する本学の教育研究環境は、大きく進歩し、世界に比肩できる教育研究が行える体制を整えています。
 そうした本学で学び、今日を迎えられた皆さんひとりひとりに、今一度お祝いを申し上げるとともに、『本学で得た知識をもとに積極的に行動する人生』が光り輝くよう、心からエールを送り、告辞といたします。

平成30年3月20日
帯広畜産大学長
奥田  潔

 

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