帯広畜産大学

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原虫病研究センター河津信一郎教授が世界で初めての官民パートナーシップ国際共同研究開発に参加

 グローバルヘルス技術振興基金 (GHIT Fund:ジーヒット・ファンド) の助成金を受けて、世界で初めての官民パートナーシップ国際共同研究を本学原虫病研究センターの河津信一郎教授が進めることとなりました。
 GHIT Fund は、日本国政府(外務省・厚生労働省)、日本の製薬会社6社(アステラス製薬株式会社・エーザイ株式会社・塩野義製薬株式会社・第一三共株式会社・武田薬品工業株式会社・中外製薬株式会社)、国連開発計画(UNDP)およびビル&メリンダ・ゲイツ財団が協力して、開発途上国に蔓延する感染症制圧に必要な医薬品開発を推進する、世界で初めての官民パートナーシップです。
 研究代表者として河津教授が進める国際共同研究開発は、本学原虫病研究センター、東京大学大学院、フィリピン大学マニラ校、米国インバイオス(InBios)・インターナショナルからなる4研究機関による国際共同研究グループで「日本住血吸虫症を高感度特異的に診断するポイント・オブ・ケア・テストの開発」に関する研究です。
 助成金額は、77,903,630円、研究期間は平成27年4月から平成29年3月の2年間を予定しています。
 日本住血吸虫症はアジア地域で流行する人獣共通感染症で、世界保健機関(WHO)はこの感染症を顧みられない熱帯感染症に指定して、2020年を目途に、この寄生虫病を全世界から撲滅する目標を掲げています。現在、中国では5,000万人、フィリピンでも250万人がこの寄生虫病の感染リスクの下に日々の生活を営んでいます。流行地域の住民への治療薬の集団投与によって患者数は漸減していますが、この対策を効率的に推し進めるためには、投薬の効果を正確に評価する検査法の開発が不可欠となります。
 本学原虫病研究センターと東京大学大学院はこれまでに、日本住血吸虫症の診断に高感度・高特異性を示す寄生虫抗原を同定し、組換え体抗原ベースの血清検査(寄生虫抗体検査)を開発していますが、このプロジェクトではこれら既往の成果を活用して、日本住血吸虫症を現場で即時に正しく診断するポイント・オブ・ケア・テスト(POCT)を開発する研究を行います。
 研究グループが目指すテストは、指先から採取した一滴の血液を材料から住血吸虫症を感度良く迅速かつ正確に診断する革新的な技術の確立にあります。

        ※ 「GHIT Fund ホームページ」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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