帯広畜産大学

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口田圭吾教授の「日本畜産学会賞」受賞について

 平成24年3月28日,名古屋市で開催された,日本畜産学会(田中智夫理事長,会員数約2,200名)において,本学畜産衛生学研究部門の口田圭吾教授(家畜育種学)は,『2012年度日本畜産学会賞』を受賞しました。
 日本畜産学会は,わが国における畜産業の進歩・発展に資するため1924年(大正13年)に設立され,創立以来88年が経過する由緒ある学会です。
 受賞研究課題は「コンピュータ画像解析による牛肉の客観的肉質評価法に関する研究」で,客観的な牛肉質評価法について下記のような研究を行いました。
 わが国の肉用牛においてロース芯断面内の脂肪交雑や肉色は,非常に重要視される肉質項目です。現在,脂肪交雑や肉色などの格付は,資格を有する格付員により実施されていますが,主として肉眼的に判断されています。口田教授は,脂肪交雑や肉色などをより客観的に評価することを主な目的とし,コンピュータ画像解析を利用した種々の技術開発・研究開発を行いました。
 大きな功績としては,枝肉横断面撮影専用のカメラを開発し,常に同一条件で安定したデジタル画像を取得可能としました。また,ロース芯の中に含まれる脂肪交雑の量だけではなく,その形状についても数値化する方法を考案し,育種改良に応用するに至りました。近年では,その技術を応用し,十勝和牛,いけだ牛,十勝若牛,十勝ハーブ牛,しほろ牛などの地元ブランドの品質向上のための研究も実施しています。また,脂肪交雑形状の優れた種雄牛である花国安福(株式会社十勝家畜人工授精所)の作出にも貢献しました。



写真提供:(株)肉牛新報社


























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