帯広畜産大学

帯広畜産大学の紹介

平成20年度「大学院教育改革支援プログラム」に採択されました

 

 文部科学省が公募する「大学院教育改革支援プログラム」に,本学の取組「食の安全性確保の国際標準化による実践教育」が採択されました。

 「大学院教育改革支援プログラム」は,「新時代の大学院教育」(平成17年9月5日中央教育審議会答申),「大学院教育振興施策要綱」(平成18年3月30日文部科学省)等を踏まえ,社会の様々な分野で幅広く活躍する高度な人材を育成する大学院博士課程,修士課程を対象として,優れた組織的・体系的な教育取組に対して重点的な支援を行うことにより,大学院教育の実質化を推進することを目的としたプログラムです。
 平成20年度は,161大学から273件の申請があり,66件〔47校〕(採択率24.2パーセント)の採択の中の1つに本学の「食の安全性確保の国際標準化による実践教育」が選定されました。


 取組の概要は以下のとおりです。

 今日,食のグローバル化は急速に進展しており,食の安全確保のためには「国際標準」に基づいた迅速な対応が求められているが,スピーディーに変化する国際状況を掌握・理解し,対応できる人材育成が急務となっている。ここで用いられる「国際標準」とは,「食の安全性確保」のために国際社会において求められる標準的科学技術水準,制度的水準と定義される。
 具体的には,農場から食卓までの「食の安全性確保」のための標準的な「リスク分析」に基づく家畜・食品の衛生管理技術(HACCP,トレーサビリティ等),国際的規制(SPS協定等)を内容とするが,必ずしも教育内容として国際標準が確立しているわけではなく,本教育プログラムによって国際的に通用する標準的な教育内容の構築を図る。
 本教育プログラムの目的は,畜産衛生学専攻におけるこれまでの実質化した教育を,「食の安全確保」のための「国際標準」に適切かつ迅速に対応できる人材を育成する教育に発展的に改革することである。 博士前期課程におけるプログラムは,畜産衛生学専攻のこれまでの「農場から食卓まで」を横断的に学ぶ教育カリキュラムの中から,食の安全確保のために国際標準化が必要とされる講義・実習科目を選定し,教育内容の国際標準化を図ることを内容とする。この科目群については,日本人学生が科目内容を英語によって理解することを目的とし,高い教育効果を得るため,英語で記述された国際標準に対応したテキストの作成と,講義内容の理解を助けるサブ・テキスト(英語キーワード集など)を作成する。特に,教育内容の国際標準化にあたっては,海外連携拠点大学やその他,食の安全確保の教育を推進している海外の大学等において積極的な情報収集を図り,これら大学と連携して標準化の内容を構築する。
 博士後期課程におけるプログラムは,「食の安全確保」に係る国際標準の理解を踏まえ,新たな標準化への対応や標準化された内容の教育・普及に必要なコミュニケーション能力を養うディベートを中心とした講義の新設,英語による実習の教育実践,「食の安全確保」に係る国際標準の視点でカリキュラム化された海外講師による対話型特別講義,国際ワークショップの運営による国際的企画力の養成からなる。
 さらにこの教育改革において,本学の語学教員を中心として構成される英語支援センター(English Resource Center:ERC)を設置し,本教育プログラムにおける,「食の安全確保」のための国際標準に対応する英語による教育の実施のための,担当教員のFDを含めた支援を行う。本教育プログラムを実施することによって,急速に変化する食の安全に関する国際状況を的確に把握・理解し,食の安全確保のための「国際標準」に適切かつ迅速に対応できる人材育成を目指す。

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