帯広畜産大学

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平成17年度学位記並びに修了証書授与式

第54回畜産学部学位記授与式,第45回別科修了証書授与式並びに第38 回大学院学位記授与式が,3月20 日(月)午前10 時から講堂において,関係者の列席のもとに挙行されました。

鈴木学長から,学部卒業生並びに大学院修了生に学位記が,別科修了生に修了証書が,それぞれ代表者に授与されました。

次いで学長から告辞が述べられ,引き続き,ご臨席いただいた帯広畜産大学同窓会会長の大石和也様から祝辞を賜りました。

その後,学生表彰が行われ,学長から学業成績優秀者11名及び学会賞受賞者2名に表彰状の授与並びに学生後援会から記念品が贈呈されました。

最後にマンドリンサークルによる帯広畜産大学逍遙歌の演奏があり,蛍の光が流れるなか,卒業生,修了生が退場し,式が終了しました。

以下に鈴木学長の告辞を紹介いたします。

告 辞



本日,ここに,御来賓,御家族,教職員ほか,関係各位の御列席を頂き,平成17 年度,帯広畜産大学学位記・修了証書授与式を挙行することができますことは,学長として,私の最も大きな喜びであります。

学業成り,本日,晴れて本学を卒業・修了される総勢313 名の皆さん,「誠におめでとうございます」,心からお祝いを申しあげます。

総勢313 名の内訳は,海外からの留学生を含めて,畜産学部236 名,別科22 名,および大学院畜産学研究科55 名であります。

皆さんの多くは,4年前,6年前,あるいは2年前に,希望に胸を膨らませて,本学に入学されました。途中から編入した人や,少し長く大学生活を過ごした人もおられるでしょうが,所定の課程を修了され,本日ここに,めでたく卒業の日を迎えられたわけであります。皆さんの感激と同様,ご両親ご親族のお喜び,いかばかりか想像に難くありません。

皆さんも御存知のとおり,帯広畜産大学は産声をあげてから今年で65 年の時を刻もうとしております。本学は,日本で唯一の伝統ある獣医・農畜産系職業専門単科大学であります。この間,1万2千人以上の若者が巣立ち,職業専門人として,全国各地の広範囲な領域で多彩な活躍をしております。

今日,農畜産業領域での社会は,皆さんのような専門知識を有する若い実践行動力のある,夢多い青年を必要としております。どうか,社会で直面する問題の解決法を的確にとらえ,失敗を恐れず,勇気をもって実行する行動力を失わないで下さい。

今世紀は,温暖化を始めとする地球環境問題など,とくに獣医・畜産学領域においてもトリインフルエンザ,大腸菌O-157,口蹄疫,炭疽菌,クリプトスポリジュウムなどの微生物感染症に加えて,異常プリオン病としてのBSEなど,動物から人への感染症対策が極めて重要な課題になっております。日本社会のみならず,世界が動植物由来食品の安全性に多大なる関心と不安を抱いているのが現状であります。したがって,日本の酪農・畜産業振興と食品衛生の科学的監視に対して,本学に寄せる社会の期待は想像以上に大きく,「食の安全と安心確保」に関する教育研究に,全学をあげて真正面から取組む使命と責任は益々大きなものがあります。

帯広畜産大学は,2002 年に,「大動物特殊疾病研究センター」の新設と,全国・国公私立大学の中で,28 の生命科学研究拠点-COEプログラム-の一つに選定されております。また,2004 年の4月からは,畜産衛生学専門技術者の養成組織として,大学院畜産衛生学独立専攻修士課程が開設され,本日,ここに,第一回の修了生を世に送り出そうとしております。既存の獣医学および畜産科学を含む畜産学部で学ばれた若い専門技術者の皆さん,私は,皆さんが修得した専門技術のみならず,その周辺科学の進歩・発展に積極的に関わることを心から希望しております。食の安全に基盤をおいて,日本社会の動き,世界の動きにも常に関心をもち,積極的に関与して,知的社会人としての「叡智の創造と実践」を全うして頂きたい,と本心から切望致します。

繰り返しになりますが,帯広畜産大学は,獣医・農畜産系専門大学として,日本の農畜産業振興における,健康な動植物生産衛生から飼育管理までの環境衛生,そして食品衛生の安全監視など,「食の安全と安心」確保にむけて高度な研究教育成果を提供し,優れた人材育成を行って来ております。本学卒業生の使命は,本学で学ばれた専門知識を広く社会に還元するように努力されることであります。本学は卒業生との学術連携を密にしております。いつでも大学に接触して下さい。

本日,今,本学を巣立つ,若い技術者の皆さん,帯広畜産大学卒業生・修了生としての誇りと自信を持って,胸を張って社会に羽ばたくことを心から期待し,告辞と致します。

平成18 年3月20 日
国立大学法人帯広畜産大学長
鈴木直義

 

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