帯広畜産大学

プロジェクト

帯広農村開発教育国際セミナー(OASERD)

 これまで帯広畜産大学は,APEID事業の一環として帯広農村開発教育国際セミナー(OASERD)に取り組んできた。OASERDは,アジア・太平洋地域の農村開発と農業産業技術の教育の向上を目指して各国の専門家をわが国に招へいし,わが国の専門家と共に農村開発の実情と課題を議論し、相互の向上を図り,国際協力の推進に資することを目的とした。とくに第7期事業の6年間は持続的開発のための教育(ESD)に指針を定めた農村開発教育を推進してきた。

 20世紀,生命体としての地球はハーバーボッシュ法による化学肥料の発明と化石燃料に依存して世界人口は4倍に増加した。その爆発的に増加した人類の活動により破壊された地球環境は農村社会の開発に大きな陰を落としている。そこで,国際社会は21世紀をその修復(蘇生)の世紀として認識し,農村社会の持続的開発のための教育を国際協力の基礎にして推進しなければならない。爆発的な人口増加に対処する食糧生産増大のための農業・畜産・水産・林産活動が地球環境に悪影響を及ぼし,地球の温暖化,熱帯雨林の減少,生物多様性の減少,海洋汚染,砂漠化,有害廃棄物の越境移動,野生動物の減少,新興再興感染症の増大へと繋がったことを充分認識することが,農村開発推進を図る上で今後重要な意味を持つ。このように,環境問題がより深刻化し、生活や産業のあり方が問われている現代世界において、農村の有する自然的資源、社会的資源、並びに文化的資源を今日的視点で見直し、新たな役割を与え、「持続的開発可能な循環型社会の形成」が重要であるといえる。

 第7期事業においては,21世紀の「地球温暖化防止と農・畜産業の技術教育および農村開発」を課題として取り組み,国際セミナーを開催した。第8期事業においては,第7期の取り組みの趣旨を継承しつつ,とくに21世紀の課題事業として「農・畜産物の安定的生産および安全性確保のための持続的農村開発」をテーマに国際セミナーを開催し,アジア・太平洋農村地域をターゲットとした環境衛生学分野の人材開発と教育水準の向上を目指す。

|第8期事業|2008|2009|OASERD専門業務チーム員|

過去の事業
|第7期事業|2002|2003|2004|2005|2006|2007|

前ページに戻る