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 ○第2期短期派遣活動報告③

2013年8月23日

 昨日から一転、今日は昼でも最高気温が6℃でした。同じ場所で24時間のうちに30℃も日中気温が変わるなんて信じられますか?

 コロネルボガードから1時間、イタプア県庁表敬訪問のため県庁所在地であるエンカルナシオンに行きました。エンカルナシオンでは、長期派遣でこのプロジェクトのコーディネーターをしていただいている橋本隊員や、現場で家畜飼育について指導している長期隊員隊員の佐藤さんやや島田さんにも初めてお会いすることができました。

 表敬訪問は、県庁の中にあるとても立派な記者会見場のようなところで行われました。農業局長さんと私たちが壇上に登りました。私たちの後にこの部屋で挨拶がある「移民記念のお祭り」の関係者のみなさんにも同席いただきました。ここで、農業局長さんから、このプロジェクトに期待されていることなどをお話していただきました。肝心の自己紹介では少し緊張してしまい、上手く話すことはできませんでしたが、温かい拍手をいただきほっとしました。期待に応えられるように頑張りたいです。

 その後、県知事にも挨拶する機会をいただきました。県知事さんは就任してからまだ一週間とのことで、私たちがパラグアイについたころに知事になられたとのことです。同じ時期に活動スタートするということで仲間意識を感じました。県知事に激励をいただき、このイタプア県に還元できる成果をあげたいと思いました。

 緊張した表敬の後は、県庁の一室をお借りして、長期隊員とスケジュールや訪問農家さんの確認を行いました。長期隊員の話を聞いていると活動されている地域にとても馴染まれていて、信頼を集められている印象を受けました。頼りにしたいと思います。また、人工授精について農家さんがどのように思っているかを聞いてほしいといった要望も受け、活動へのイメージが徐々に濃くなってきました。

 昼食は長期隊員の皆さんとともにアサード屋さんに行きました。初めて食べる本格的なアサードに大喜びでした。アサードは鉄板の上にたくさんのお肉や内臓が載っています。鉄板の下に炭が入れられており、時間が経っても冷めない工夫がされていました。私が特に気に入ったのは、小腸と大腸です。とても味が濃く、レバーのような味で、ビールによく合いそうです。アサードはお肉だけだと思っていたので大きな発見でした。

 午後からはエンカルナシオンを視察しました。昔のJICA事務所(現エンカルナシオン日本人会)は日系移民がエンカルナシオンの港について移住地に行くときの休憩場だったらしく、多くのドラマの舞台になっているに違いありません。すこしの間でしたが当時の港と到着した日系移民の方々を想像しました。

 また、エンカルナシオンはアルゼンチンとの国境の街でもあります。アルゼンチンの経済に町の発展は大きく左右されると言っても過言ではありません。実際に商店はアルゼンチンの人たちの活動時間に合せて営業しており、アルゼンチンでは比較的高い電化製品や衣類を販売する商店が軒を連ねていました。逆にアルゼンチン側では食料品店が多いそうです。対岸に見える建築物はアルゼンチンであり、アルゼンチンとの間に架けられた橋を渡ると国境を越えられるなんて、日本では考えられません。まるで県境を越えるようです(私は道産子なので市が変わるような感覚ですが…)。ですので、アルゼンチンとパラグアイを行き来する貿易商がたくさんいるそうです。中には車のガソリンをアルゼンチンで満タンにしてパラグアイで空にして、またアルゼンチンで給油してと、一日に何度も行き来する人もいるそうです。こんな商売があるのも外国がまさに海外な日本では考えられません。この街の風景はパラグアイを理解するうえで大きな刺激となりました。

 もっとパラグアイについて知り、今後の活動に生かしていきたいと思います。    

千葉 拓紘

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