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 ○サンペドロデルパラナ市での調査開始

2013年3月8日

 朝6:30にホテルを出発し、そこでまずJICA草の根事業でパラグアイに訪問している斉藤先生、JICA帯広の村上さんと対面しました。この10日間でお二方はここイタプア県や日系人移住者の多く住むイグアス移住地を訪問することになっています。今日はそんなお忙しい中、丸一日我々の調査に同行していただくことになりました。ここサンペドロデルパラナ市には7つの農業組合があり、1件目では2010年に委員会を新規に結成した委員会の組合長のお宅への訪問でした。事前に聞いていなかったのですが、朝8:00開始にも関わらず委員会の組合員の方々は写真のようにたくさん集まってくれました。このことからも、周辺地域の人々のJICAプロジェクトに対する期待の大きさがわかりました。到着後は農家さんへの聞き取りや搾乳、放牧地の見学などを行いました。この地域では牛乳を産生しても販売する場所がないのが現状であるため、酪農によってすぐに収入が増加することは厳しいですが、まずは農家さんが一定量の牛乳を安定して供給できるようにしてもらうことが必要だと考えています。

 午後もう1件の農家さんを訪問した後は、コロネルボガード市の農家さんに教えてもらい、人工授精を見学させていただくことになりました。パラグアイでは人工授精はまだ十分広まっていないため、その普及のためのプロジェクトが始まっています。このプロジェクトでは3ヶ月間かけ研修を行い、人工授精ができる人を育てています。つい最近始まったばかりのプロジェクトのため成果はまだ出ていませんが、ホルスタインやジャージーなど乳用の牛を飼育できていないパラグアイにとって、育種改良をしやすいAIの利用は今後の乳量増加に大きく寄与すると考えられます。





阿部 知紗

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