帯広畜産大学

帯広畜産大学の紹介

搾乳実習その1

搾乳実習
(フィールド科学センター牛舎)

1年生の農畜産実習は,毎週火曜4限目の作業に加えて,6月からは搾乳実習が追加されるようになりました.

畜大の酪農部門では毎日搾乳を朝と夕方の2回実施しています.このうち1年生の農畜産実習では朝の作業に参加することになっています.

ほとんどの乳牛の搾乳作業はミルキングパーラーで行われますが,実習ではより搾乳の理論と手順を理解するため,ミルカーを使った搾乳をおこないます.

ミルキングパーラーでの搾乳作業は,毎朝5時から始まっていますが,実習は朝5時59分点呼です.それでも学生にはつらいみたいですけどね.

実習は3人ずつの班に分かれ2日間だけ実施されます.各班は1日ずつずれて,はじめの班の2日目と次の班の1日目が一緒になるように実習日程が組まれています.このため1回の実習に6人が参加しています.

搾乳作業を行うのは2日目の班で,1日目の人たちは次の日にできるように,よく勉強しておかなければなりません.

搾乳実習はフィールド科学センターの大谷先生の指導のもとに実施されています.

「下手な搾乳作業で乳牛が死んでしまうこともある,生き物を扱っているという自覚を持って搾乳をおこなわなければならない」

「物事には目的があって手順がある,搾乳作業も,どうやったらきれいな牛乳を生産できるのかという目的意識を持つことが,正しい搾乳手順の理解につながる」

学生も緊張感を持って実習に参加できているようです.

これは搾りたての牛乳です.細かい,固い泡が立っています.

牛によって個体差がありますが,1頭あたり1回に10kgから15kgというところでしょうか.

 

 

さて,搾乳作業が一通り終わったあとは,実習1日目と2日目の学生は別メニューになります.

翌日搾乳をおこなう,本日実習1日目の学生は,乳房の模型を使って,ミルカーをつける練習をします.

彼らがそうですが(部外者も写っています),大谷先生が見本を示し,交替で練習します.

ミルカー内の真空を保ちつつ乳房に装着する方法,牛に蹴られる危険を少なくするために,どちらの腕をどう使ったらよいかなど,詳細に教えていただきます.


2日目の学生は,搾乳が終わったあと,子牛にミルクを与える作業をやります.

子牛は常時5~6頭いるでしょうか.それぞれカウハッチに入っています.

ほ乳になれている子牛については,ほ乳瓶をぶら下げるホルダーにほ乳瓶を入れておけば,自分で飲むのですが,なれていない子牛に対しては,飲ませてあげなければなりません.

この牛は生まれて3日目くらいです.口を開けさせてほ乳瓶を口に含ませてあげなければなりません.

いったん口に入れても途中で出してしまったりしてなかなか大変です.

作業が一通り終わったら,今搾ったばかりの牛乳を飲みながら,今日の実習を反省します.

大谷先生からは,十勝地域の酪農に果たす帯広畜産大学の役割,いかに乳房炎を押さえて健康な牛乳を生産するか,これからの学生に何を期待するかなど,興味深いお話が聞かれました.

時折ジョークも交えてお話ししてくださる大谷先生ですが,それに対する反応は,今日で搾乳実習終わりなのか,明日が本番なのか,という学生の立場(プレッシャー?)によって微妙に異なるようです.

さて,この写真ではどうでしょうか.

搾乳実習その2

 

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