帯広畜産大学

帯広畜産大学の紹介

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教員氏名 小山 耕平(助教)
こやま こうへい  
 
所属講座等 環境農学研究部門 環境生態学分野 環境生態学系
主に担当する教育ユニット・分野 環境生態学分野
卒業研究を受け入れる教育ユニット 生命科学ユニット
受け入れ可能な学生数 4名
専門分野 植物生態学
主な研究テーマ 現在進行中の研究:

・樹木における末端枝の太さ-フラクタルと対数正規分布をつなぐ

 ― 生物の個体や器官のサイズを、多数の標本について調べてみると、「多数の小さなもの」と「少数の大きなもの」および「ごく少数の非常に大きなもの」が観察されることがよくあります。このようなデータの特徴を対数正規分布(たいすう せいきぶんぷ)といいます。樹木の今年伸びた枝の部分の大きさも、多数の小さな枝とごく少数の非常に大きな枝が存在する対数正規分布で近似されます。このような分布が出現するしくみを、樹木の形から解明しようとしています。樹木の一部分である枝は、樹木全体とよく似た形をしています。このように一部分が全体と同じような形になる図形をフラクタルといいます。このかたちと対数正規分布の関係を調べています。

・植物成長と結晶成長にみられる動的スケーリング則の類似性

 ― 結晶成長などで、ある時点におけるパターンの形が、別の時点における形と同一になり、同時に「べき乗則」が観測される現象を動的スケーリング則(どうてきすけーりんぐそく)といいます。私は、植物の成長についても結晶と同じ動的スケーリング則が成立していることを森林で見つけ、記録して報告しました。現在、これを一歩進めて、なぜ動的スケーリング則が成立するのかを、帯広畜産大学構内の雑草を調査して解明しようとしています。ちなみに、大学構内でじっとしゃがみこんでいる私を見かけても、これは研究ですので怪しまないでください。
学位 博士(農学)
関連産業分野 林業・農業
連絡先 総合研究棟2号館206号室
(TEL) 0155-49-5504
(E-mail)koyama@
研究分野 「主な研究テーマ」を参照してください。
共同研究 ・物理学者と共同で:植物成長と結晶成長にみられる動的スケーリング則の類似性 (九州大学、京都大学生態学研究センター、石川県農林総合研究センター林業試験場のみなさまと)
 
 ― Kohei Koyama, Yoshiki Hidaka, Masayuki Ushio (2012)  Dynamic scaling in the growth of a non-branching plant,  Cardiocrinum cordatum. PLoS ONE 7(9): e45317.  (Open  Access)

・海洋動物学者、水域動物・微生物学者、樹木生態学者と共同で:体サイズスケーリング理論(国立環境研究所、長崎大学、森林総合研究所のみなさまと)

 ― 小山 耕平, 福森 香代子, 八木 光晴, 森 茂太 (2013) 生態学のスケーリング理論-クライバーの法則とフラクタル成長-. 日本生態学会誌63(1):91-101.(CiNiiオープンアクセス、無料でダウンロード可)

・樹木生理生態学者と共同で:樹木のフラクタル構造を水分生理と結びつける (京都大学生態学研究センターのみなさまと)

 ― 小山耕平・奥野匡哉・才木真太朗・石田厚 (2012年12月2日)「樹木における末端枝の太さ-フラクタルと対数正規分布をつなぐ」日本生態学会近畿地区会奨励賞
シーズ 環境教育
キーワード 植物生理生態学、相似性と自己相似性、フラクタル、スケーリング理論
ノーベル賞
卒業研究として指導可能なテーマ・領域  野外観察から出発します。そのあと、観察した現象をデータにする手法を教えます。丁寧に教えますので、安心して来てください。昆虫や動物との相互作用(虫喰い、果実散布や種子散布など)もできますが、その場合も主に観察するのは植物になります。ところで、生態調査はブヨ・蚊に刺されますので覚悟してください。

☆以前の勤務地で学生と一緒にやった、これまでの卒業研究のテーマ☆

・ヒメアオキの実は毎年つくか・ハンノキの葉の虫喰い・夏葉に着目したタブノキの葉の出現と落葉・紅葉と葉寿命の変化を辿る~ハンノキとブナの比較~・稔実率から見るウバユリの繁殖形態・アワダチソウグンバイによる吸汁がセイタカアワダチソウの生育に与える影響・ウバユリの種子と果実の大きさとの関係・ハンノキ樹冠内の葉の特性の比較・ブナシュートの伸長と伸長後の角度の追跡 など

― せっかく北海道に来たので、これまでの研究テーマにないことも一緒にやろう。植物に関係あることなら何でもいいですよ ―
自己紹介と学生へのメッセージ 遊ぶときに遊び、休むときはしっかり休んでください。
すると、将来はたらける人になると思います。
研究活動の紹介 Read研究会開発支援ディレクトリより
ファイルの最終更新日 平成25年5月23日

 

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