帯広畜産大学

帯広畜産大学の紹介

English

教員氏名 橋本 靖(准教授)
はしもと やすし   
所属講座等 畜産生命科学研究部門 環境生態学分野
主に担当する教育ユニット・分野 生命科学ユニット
卒業研究を受け入れる教育ユニット 生命科学,環境農学
受け入れ可能な学生数 3人程度
専門分野 環境植物学・菌学
主な研究テーマ 植物・森林の生態を,菌類(きのこ・カビ)の研究から解明しようとしています。
現在研究室で行っている卒業・修士論文研究のテーマ(具体的な対象,調査研究内容)

・亜寒帯針葉樹林での倒木更新に菌根菌が果たす役割
 (大雪山系の針葉樹林において,エゾマツ,トドマツと菌類を対象に野外調査と室内実験)

・針葉樹の苗畑における外生菌根菌定着と病害発生の関係
 (東京大学富良野演習林の苗畑で,エゾマツ,トドマツと菌類を対象に野外調査と室内実験)

・林床植物のベニバナイチヤクソウの生存戦略と菌根菌
 (大学周辺の孤立林などの林床の草本植物と菌類を対象に,野外調査と室内実験)

・カシワ,クロマツ海岸魚つき人工林の外生菌根菌の生態
 (えりも岬の海岸魚つき人工造林地を対象に,根につく菌類ときのこ調査)

・ダイズやソバの根に定着するVA菌根と内生菌類の生態と植物生長への影響
 (大学内圃場でダイズ等の作付けを行い,根や土壌中の菌類調査と分離菌株を用いた実験)
学位 博士(農学)
関連産業分野 林業・緑化・菌根性きのこ
連絡先 (TEL) 0155-49-5495
(FAX) 0155-49-5499
(E-mail)yhashi@
研究分野 ・植物共生菌類の生態学
・森林及び耕地生態系での菌類の役割解明
共同研究  
シーズ ・植物共生菌類の緑化への応用
・有用土壌菌類の探索
キーワード 共生・菌類・菌根・菌根性きのこ
菌類研究を通じた生態系の理解促進
卒業研究として指導可能なテーマ・領域 キーワード:菌類生態,植物生態,森林生態,植生回復,菌根,共生,きのこ,カビ

○本研究室では,植物の根に共生しているカビ・きのこについて研究を行っています。これら共生菌類が,植物の生活と生態系にどのような影響を与えているのか,解明することが研究の目的です。特に「菌根(下記参照)」に注目して研究しています。このような方向性の研究と,その関連分野について指導可能です。

○対象とする植物は,エゾマツ・トドマツなどの針葉樹,シラカンバ・カシワなどの広葉樹,イチヤクソウなどの草本植物,マメ類やソバなどの畑作物です。また,扱う菌類は,シメジ,テングタケ,フウセンタケなど「きのこ」を作る菌類やVA菌根菌などの,植物共生菌が主に対象となります。

○実際の研究に際しては,野外での観察,調査,試料採取などの「フィールドワーク」と,きのこや菌根からの菌の培養,その菌株を用いた植物への接種試験,DNA解析などの「室内実験」の,両方を行っています。

*菌根とは:カビやきのこが植物の根に作る共生形態を「菌根」と呼びます。

・ほとんどの陸上植物に形成され,この菌根を作る菌を「菌根菌」と呼びます。その代表が,マツタケ,ホンシメジ,テングタケなどの「きのこ」を作る菌類。草や畑作物などの多くは「VA菌根」が作られます。

・この菌根では,植物の光合成産物(糖分)が菌へ供給されるかわりに,菌から菌糸を通じて水分・養分が植物へ供給され,病原菌から守られるなど,「相利共生関係」を結んでいると考えられます。

・野外の植物の根は,細根のほとんどの部分で菌根が形成されています。つまり,植物の使う水分や養分のほぼすべてが,実は菌根菌によって供給されていることになります。

・マツタケの値段が高いのは,マツタケが菌根菌で生きたマツの根に菌根を作らないときのこを作らず,人工栽培できないから。
自己紹介と学生へのメッセージ ・植物だけ,菌類だけの研究では見えない,生態系の仕組みを明らかにしたいと考えています。興味のある方は,学年に関係なく,遠慮なしに研究室をのぞきに来てください(総合研究棟2号館3階です)。メール等の質問も遠慮なく。

・「きのこ,カビ」というと,少し取つきにくい気がするかもしれませんが,一般的な,植物,微生物,森林,畑作,植生回復,共生,などに興味のある方も歓迎します。

・卒業論文研究を通じて,論理的思考法,文章の読み方・書き方,コミュニケーション,時間管理など,生活に役立つ技術も身につけることが出来ます。卒業のためにしかたなくやるのではなく,主体的に取り組むことを強くお勧めし希望しています。

自己紹介:1967年生,出身は横浜,趣味は料理全般,毛針釣り,きのこ狩り,スキー
研究活動の紹介 Read研究会開発支援ディレクトリより
ファイルの最終更新日 平成24年11月12日

 

前ページに戻る