帯広畜産大学

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大学改革

帯広畜産大学は平成14年度から,学科の改組と教育研究組織の改革,教育カリキュラムの改革,大学運営体制の改革を軸とした,大胆な大学改革にとりかかりました。

学科の改組

  これまでの4学科(獣医学科,畜産管理学科,畜産環境科学科,生物資源科学科)のうち,獣医学科以外の3学科を統合して「畜産科学科」を設置しました。このことにより,教育面では従来の学科の垣根を越えた,より幅広い農畜産学教育を,学生の進路や希望に応じて提供できるようになりました。

研究面でも,従来の学科を越えた研究者の流動性を高め,学際的なプロジェクト研究などの柔軟な組織を可能にしました。

教育研究組織の改革

これまでの学科講座制度では,教育組織と研究組織が一体となった学科縦割りの教育研究体制がとられていました。このため,大学の教育は研究組織に拘束され,研究は教育組織に拘束されて,それぞれが自由に組織を改編することが非常に困難でした。

そこで帯広畜産大学では,学科を改組して学科の枠組み自体を広げるとともに,「教育と研究のゆるやかな関係」を構築して,教育組織と研究組織それぞれの独自性を高めました。研究組織では,各学科をこれまでよりずっと大きく,ゆるやかな講座に改組し,研究の自由度と流動性を高めました。

教育組織では,学科改組により獣医学科以外の学科を統合し,その中での専門教育ユニット制をとることで,今後は学科の改組を行わなくても,学生のニーズや社会情勢に合わせて専門教育の枠組みを柔軟に変更,改善できるようにしました。

教育と研究のゆるやかな関係の中で,教育カリキュラムの企画や学部教育の実行に責任を持つ組織として「学部教育センター」を設置し,教育組織と研究組織との間で必要な調整を行うとともに,教員の授業改善の支援,学生の修学支援,生活支援などを行います。

教育カリキュラムの改革

これまでの学科縦割り教育にかわって,全学共通の教育に重点をおいた「アドバンス制」の教育システムを導入しました。

アドバンス制では学部教育を基盤教育,共通教育,展開教育の3つの教育分野に分け,学生は入学直後は基盤教育,共通教育を中心に学習し,学年が進むにつれて展開教育へとウエイトを移します。基盤教育では大学で学習する基盤となる知識・技術,共通教育では学科をこえて必要な農畜産の基礎知識,基礎技術を学習します。


展開教育では学生が所属する学科,教育ユニットごとに卒業後の進路と密着した高度な専門教育が提供されます。
このシステムによって,帯広畜産大学の卒業生全員に必要な幅広い教養,農畜産業の知識の教育と,より高度で先端的な専門教育とを両立させることが可能となりました。

大学運営体制の改革

これらの教育研究改革を支えるのが,大学運営体制の改革です。
まず,大学の運営に対する学長のリーダーシップを強化し,より機動的な意思決定を可能にするために学長の主宰する運営戦略会議を設けて,大学運営上の重要事項を扱います。人事,予算などの基本姿勢についても,学長と運営戦略会議が主導権を持ちます。
また,人事・予算などの決定に,多元的な評価システムを導入します。人事面では,これまで各学科の裁量のもとにあったものを学長に一元化し,研究業績だけに偏らない多元的評価に基づき,大学全体の目標や社会のニーズ,学生のニーズをしっかり反映した人事を行います。また,予算面でも多元的評価システムを導入し,教育業績,研究業績,社会貢献,大学運営貢献などを多元的に評価して,教員への教育研究費などの配分を決定します。

畜産フィールド科学センターの設置

教育研究組織の改組に伴い,大学附属農場に,これまで学部や各学科に所属していた生産設備,製造設備を統合するとともに,大学の教育研究のフィールドを支える研究組織を整備して,「畜産フィールド科学センター」を設置しました。畜産フィールド科学センターは農畜産の広い領域にまたがる生産能力,製造能力をそなえ,学生の実習の場として教育を支えるとともに,生産現場に密着したフィールドとして学内の研究活動の拠点としても機能します。

 

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